第3章 テクノロジープレビュー

3.1. モノのインターネット (IoT) 接続

AMQ Online のモノのインターネット (IoT) 接続は、多数の IoT デバイスをメッセージングバックエンドに接続するためのリモートサービスインターフェイスを提供します。このテクノロジープレビュー機能には、IoT に共通のプロトコルを使用する機能と、一般的な IoT ユースケースを有効にする機能が含まれており、デバイスと認証情報を登録できます。詳細は、AMQ Online のモノのインターネット (IoT) スタートガイド を参照してください。

AMQ Online 1.5 には、次の IoT 接続の拡張機能が含まれています。

  • Eclipse Hono は、AMQ Online IoT 機能の基本コンポーネントです。AMQ Online 1.5 では、Eclipse Hono の依存関係が 1.2.3 にアップグレードされました。詳細は、Eclipse Hono リリースノート を参照してください。
  • IoT コンポーネントは、OpenTracing API を使用したアプリケーションレベルのトレースのレポートをサポートしています。AMQ Online 1.5 では、Jaeger を使用して IoT インフラストラクチャーでアプリケーションレベルのトレースを有効にすることもできます。詳細は、IoT トレース を参照してください。
  • X.509 クライアント証明書を使用して IoT デバイスを認証できるようになりました。X.509 トラストアンカーを IoT テナントにアップロードし、デバイスで証明書を使用して IoT バックエンドシステムで認証することができます。
  • AMQ Online 1.5 は、外部の PostgreSQL データベースに支えられたデバイスレジストリーを実装します。このデバイスレジストリーサービスを使用すると、Eclipse Hono Device Management API を使用して IoT デバイスを管理できます。PostgreSQL と互換性のあるデータベースインスタンスと組み合わせて使用でき、さまざまなレプリケーションモードとデプロイモードをサポートします。詳細は、JDBC 外部デバイスレジストリーのデプロイ を参照してください。
  • AMQ Online 1.5 を使用すると、IoT コンポーネントのログシステムを設定できます。詳細は、ロギングの設定 を参照してください。
  • Pod のアフィニティーと非アフィニティーを設定し、キーまたは証明書が更新されるときにコンポーネントを自動的に再起動する機能が追加されました。
  • IoT 関連のメトリックとアラートが追加されました。これらは、このタイプのサポートが AMQ Online にインストールされたときに自動的に設定されます。詳細は、IoT 固有のメトリック を参照してください。