1.3.2. AMQ 7 でのメッセージアドレスの変更

AMQ 7 では、すべてのメッセージングプロトコル (または JMS の場合は API) について、メッセージルーティングセマンティクスを設定する新しいアドレス設定およびルーティングモデルが導入されました。しかし、このモデルは AMQ 6 とは異なる方法でアドレス、キュー、トピック、およびルーティング機能を設定する必要があります。移行計画の一部として、新しいアドレス指定モデルとその設定要素を慎重に確認できるように準備する必要があります。

AMQ Broker 7 は、JMS 設定と非 JMS 設定を区別しません。AMQ Broker 7 は、アドレス設定、ルーティングメカニズム、およびキューを実装します。メッセージは、アドレスおよびルーティングメカニズムに基づいてメッセージをキューにルーティングすることで配信されます。

2 つの新たなルーティングメカニズムであるマルチキャストと エニーキャストにより、AMQ Broker 7 は標準のメッセージングパターンでメッセージをルーティングすることができます。マルチキャストルーティングは、アドレスのすべてのサブスクライバーがそのアドレスに送信されたメッセージを受信する、パブリッシュ/サブスクライブパターンを実装します。または、エニーキャストルーティングは、単一のキューのみがアドレスにアタッチされ、コンシューマーはラウンドロビン順でメッセージを受信するためにそのキューをサブスクライブする、ポイントツーポイントパターンを実装します。

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