4.6. メッセージカウンターの使用

メッセージカウンターを使用して、キューについての情報を経時的に取得します。これは、特に確認が困難な傾向を特定するのに役立ちます。

たとえば、メッセージカウンターを使用して、特定のキューが時間とともにどのように使用されるかを決定できます。また、管理 API を使用してキュー内のメッセージ数に対して一定間隔でクエリーを試行することもできますが、キューがどのように使用されているかを示すことはできません。キュー内のメッセージ数は、クライアントが送信または受信されないか、キューに送信されたメッセージの数が消費されるメッセージの数と等しくないため、定数を維持できます。どちらの場合も、キュー内のメッセージ数は、非常に異なる方法で使用される場合でも同じになります。

4.6.1. メッセージカウンターのタイプ

メッセージカウンターは、ブローカーのキューに関する追加情報を提供します。

count
ブローカーが起動してからキューに追加されたメッセージの合計数。
countDelta
最後のメッセージカウンターの更新以降にキューに追加されたメッセージの数。
messageCount
キューの現在のメッセージ数。
messageCountDelta
最後のメッセージカウンターの更新以降にキューから追加/削除されたメッセージの合計数。たとえば、messageCountDelta-10 の場合、全部で 10 個のメッセージがキューから削除されました。
lastAddTimestamp
メッセージが最後にキューに追加されたタイムスタンプ。
udpateTimestamp
最後のメッセージカウンター更新のタイムスタンプ。
注記

メッセージカウンターを組み合わせて、他の意味のあるデータも判断できます。たとえば、最後の更新以降にキューから消費されたメッセージの数を正確に知るには、countDelta から messageCountDelta を減算します。