2.2. AMQ Broker Operator カスタムリソース定義の概要

通常、カスタムリソース定義 (CRD) は、Operator でデプロイされたカスタム OpenShift オブジェクトのスキーマです。付随するカスタムリソース (CR) ファイルを使用すると、CRD 内の設定アイテムの値を指定できます。Operator 開発者の場合、CRD を使用して公開する内容は基本的に、デプロイされたオブジェクトの設定および使用方法のために API になります。CRD は Kubernetes 経由で自動的に公開されるため、通常の HTTP curl コマンドを使用して CRD に直接アクセスできます。また、Operator は、HTTP リクエストを使用して、kubectl コマンドを介して Kubernetes と対話します。

AMQ Broker 7.7 のメインブローカー CRD は、Operator のインストール時にダウンロードして抽出するアーカイブの deploy/crds ディレクトリーにある broker_activemqartemis_crd ファイルです。この CRD を使用すると、特定の OpenShift プロジェクトでブローカーのデプロイメントを設定できます。deploy/crds ディレクトリー内のその他の CRD は、アドレス設定用で、この CRD は Operator がスケールダウンコントローラーをインスタンス化するときに使用するものです。

デプロイされると、各 CRD は個別のコントローラーとなり、Operator 内で独立して実行されます。

各 CRD の完全な設定リファレンスについては、以下を参照してください。