第13章 ファイルベースの設定

AMQ C++ は、connect.json という名前のローカルファイルから接続を確立するために使用される設定オプションを読み取りできます。これにより、デプロイメント時にアプリケーションで接続を設定できます。

ライブラリーは、接続オプションを指定せずにアプリケーションがコンテナーの connect メソッドを呼び出すと、ファイルの読み取りを試みます。

13.1. ファイルの場所

設定された場合、AMQ C++ は MESSAGING_CONNECT_FILE 環境変数の値を使用して設定ファイルを見つけます。

MESSAGING_CONNECT_FILE が設定されていない場合、AMQ C++ は以下の場所で connect.json という名前のファイルを検索します。最初の一致で停止します。

Linux の場合:

  1. $PWD/connect.json。ここでの $PWD は、クライアントプロセスの現在の作業ディレクトリーです。
  2. $HOME/.config/messaging/connect.json$HOME は、現在のユーザーのホームディレクトリーに置き換えます。
  3. /etc/messaging/connect.json

Windows の場合:

  1. %cd%/connect.json。ここでの %cd% は、クライアントプロセスの現在の作業ディレクトリーです。

connect.json ファイルが見つからない場合、ライブラリーはすべてのオプションにデフォルト値を使用します。