3.6. ユーザークォータ

User Operator を使用したユーザークォータの処理は ZooKeeper によって管理されなくなりました。その代わりに、ユーザークォータは API 経由で処理されます。

また、Kafka の mutation rate クォータにサポートが追加されました。このクォータは、1 秒あたりに許容されるパーティション変更の数を制限します。このクォータにより、Kafka クラスターが同時にトピック操作に圧倒されないようにします。

パーティションの変更数には、以下のユーザー要求の種類が含まれます。

  • 新しいトピック用のパーティションの作成
  • 既存のトピックへのパーティションの追加
  • トピックからのパーティションの削除

mutation rate クォータを設定して、ユーザー要求に対して変更が許可されるレートを制御できます。レートは、作成または削除されたパーティション数から累積されます。

controllerMutationRate オプションを使用して、クォータを Kafka ユーザーに適用します。この例では、1 秒あたり 10 個のパーティションの作成および削除操作が許可されています。

ユーザークォータを使用した KafkaUser の設定例

apiVersion: kafka.strimzi.io/v1beta2
kind: KafkaUser
metadata:
  name: my-user
  labels:
    strimzi.io/cluster: my-cluster
spec:
  # ...
  quotas:
    #...
    controllerMutationRate: 10 1

「User quotas」を参照してください。