第2章 アップグレードの要件

AMQ Streams バージョン 1.8. にアップグレードする前に、API バージョン v1beta2 を使用するようにカスタムリソースをアップグレードする必要があります。

すべてのカスタムリソースの v1beta2 API バージョンが AMQ Streams 1.7 で導入されました。AMQ Streams 1.8 では、KafkaTopic および KafkaUser を除くすべての AMQ Streams カスタムリソースから v1alpha1 および v1beta1 API バージョンが削除されました。

カスタムリソースを v1beta2 にアップグレードすると、Kubernetes v1.22 に必要な Kubernetes CRD v1 へ移行する準備ができます。

バージョン 1.7 より前の AMQ Streams バージョンからアップグレードする場合は、以下を行います。

  1. AMQ Streams 1.7 へのアップグレード
  2. カスタムリソースを v1beta2 に変換します。
  3. AMQ Streams 1.8 へのアップグレード

Deploying and upgrading AMQ Streams」を参照してください。

2.1. カスタムリソースの v1beta2 バージョンへのアップグレード

カスタムリソースの v1beta2 へのアップグレードをサポートするため、AMQ Streams では API 変換ツール が提供されます。これはAMQ Streams のダウンロードサイト からダウンロードできます。

カスタムリソースのアップグレードは、2 つのステップで実行します。

ステップ 1: カスタムリソースの形式への変換

API 変換ツールを使用して、以下のいずれかの方法でカスタムリソースの形式を v1beta2 に適用可能な形式に変換できます。

  • AMQ Streams カスタムリソースの設定を記述する YAML ファイルの変換
  • クラスターでの AMQ Streams カスタムリソースの直接変換

各カスタムリソースを、v1beta2 に適用可能な形式に手動で変換することもできます。カスタムリソースを手動で変換する手順は、ドキュメントを参照してください。

ステップ 2: CRD の v1beta2 へのアップグレード

次に、crd-upgrade コマンドで API 変換ツールを使用して、CRD の ストレージ API バージョンとして v1beta2 を設定する必要があります。この手順は手動で行うことはできません。

完全な手順は、「Upgrading AMQ Streams」を参照してください。