6.2.2. Operator のバージョン 7.8.x のアップグレード
この手順では、OpenShift コマンドラインインターフェース (CLI) を使用して Operator のバージョン 7.8.x を AMQ Broker 7.9 の最新バージョンにアップグレードする方法を説明します。
手順
- Web ブラウザーで、AMQ Broker 7.9.3 パッチの Software Downloads ページに移動します。
-
Version ドロップダウンリストの値が
7.9.3
に設定され、Patches タブが選択されていることを確認します。 AMQ Broker 7.9.3 Operator Installation and Example Files の 横にある Download をクリックします。
amq-broker-operator-7.MYBACKUPDIR-ocp-install-examples.zip
圧縮アーカイブを自動的にダウンロードします。ダウンロードが完了したら、アーカイブを選択したインストールディレクトリーに移動します。以下の例では、アーカイブを
~/broker/operator
という名前のディレクトリーに移動します。mkdir ~/broker/operator mv amq-broker-operator-7.9.3-ocp-install-examples.zip ~/broker/operator
選択したインストールディレクトリーで、アーカイブの内容を展開します。以下に例を示します。
cd ~/broker/operator unzip amq-broker-operator-7.9.3-ocp-install-examples.zip
既存の Operator デプロイメントが含まれるプロジェクトの管理者として OpenShift Container Platform にログインします。
$ oc login -u <user>
Operator バージョンをアップグレードする OpenShift プロジェクトに切り替えます。
$ oc project <project-name>
ダウンロードした最新の Operator アーカイブの
deploy
ディレクトリーで、operator.yaml
ファイルを開きます。注記operator.yaml
ファイルでは、Operator は Secure Hash Algorithm (SHA) 値で表されるイメージを使用します。数字記号 (#
) 記号で始まるコメント行は、SHA 値が特定のコンテナーイメージタグに対応していることを示します。-
以前
の Operator デプロイメントの operator.yaml ファイルを開きます。以前の設定で指定したデフォルト以外の値が新しいoperator.yaml
設定ファイルに複製されていることを確認します。 -
新しい
operator.yaml
ファイルへの更新を行った場合は、ファイルを保存します。 更新された Operator 設定を適用します。
$ oc apply -f deploy/operator.yaml
OpenShift は、最新の Operator バージョンを使用するようにプロジェクトを更新します。
-
直前のブローカーデプロイメントを再作成するには、元の CR の目的に一致するように新規 CR yaml ファイルを作成し、これを適用します。「基本的なブローカーインスタンスのデプロイ」 では、Operator インストールアーカイブに
deploy/crs/broker_activemqartemis_cr.yaml
ファイルを適用する方法を記述します。このファイルは新規 CR yaml ファイルのベースとして使用することができます。