3.2. CLI を使用した Operator のインストール

注記

各 Operator リリースでは、以下で説明されているように、最新の AMQ Broker 7.9.3 Operator インストールおよびサンプルファイルを ダウンロードする必要があります。

本セクションの手順では、OpenShift コマンドラインインターフェース (CLI) を使用して、指定の OpenShift プロジェクトで AMQ Broker 7.9 の Operator の最新バージョンをインストールし、デプロイする方法を説明します。後続の手順で、この Operator を使用して一部のブローカーインスタンスをデプロイします。

3.2.1. Operator コードの取得

この手順では、最新バージョンの AMQ Broker 7.9 用 Operator をインストールするのに必要なコードにアクセスし、準備する方法を説明します。

手順

  1. Web ブラウザーで、AMQ Broker 7.9.3 リリースSoftware Downloads ページに移動します。
  2. Version ドロップダウンリストの値が 7.9.3 に設定され、Releases タブが選択されて いる ことを確認します。
  3. AMQ Broker 7.9.3 Operator Installation and Example Files の 横にある Download をクリックします。

    amq-broker-operator-7.MYBACKUPDIR-ocp-install-examples.zip 圧縮アーカイブを自動的にダウンロードします。

  4. ダウンロードが完了したら、アーカイブを選択したインストールディレクトリーに移動します。以下の例では、アーカイブを ~/broker/operator という名前のディレクトリーに移動します。

    $ mkdir ~/broker/operator
    $ mv amq-broker-operator-7.9.3-ocp-install-examples.zip ~/broker/operator
  5. 選択したインストールディレクトリーで、アーカイブの内容を展開します。以下に例を示します。

    $ cd ~/broker/operator
    $ unzip amq-broker-operator-7.9.3-ocp-install-examples.zip
  6. アーカイブの展開時に作成されたディレクトリーに移動します。以下に例を示します。

    $ cd amq-broker-operator-7.9.3-ocp-install-examples
  7. クラスター管理者として OpenShift Container Platform にログインします。以下に例を示します。

    $ oc login -u system:admin
  8. Operator をインストールするプロジェクトを指定します。新規プロジェクトを作成するか、または既存プロジェクトに切り替えることができます。

    1. 新しいプロジェクトを作成します。

      $ oc new-project <project_name>
    2. または、既存のプロジェクトに切り替えます。

      $ oc project <project_name>
  9. Operator で使用するサービスアカウントを指定します。

    1. 展開した Operator アーカイブの deploy ディレクトリーで、service_account.yaml ファイルを開きます。
    2. kind 要素が ServiceAccount に設定されていることを確認します。
    3. metadata セクションで、カスタム名をサービスアカウントに割り当てるか、デフォルト名を使用します。デフォルトの名前は amq-broker-operator です。
    4. プロジェクトにサービスアカウントを作成します。

      $ oc create -f deploy/service_account.yaml
  10. Operator のロール名を指定します。

    1. role.yaml ファイルを開きます。このファイルは、Operator が使用できるリソースを指定し、変更します。
    2. kind 要素が Role に設定されていることを確認します。
    3. metadata セクションで、カスタム名をロールに割り当てるか、デフォルト名を使用します。デフォルトの名前は amq-broker-operator です。
    4. プロジェクトにロールを作成します。

      $ oc create -f deploy/role.yaml
  11. Operator のロールバインディングを指定します。ロールバインディングは、指定した名前に基づいて、事前に作成されたサービスアカウントを Operator ロールにバインドします。

    1. role_binding.yaml ファイルを開きます。ServiceAccountRolename の値が service_account.yaml および role.yaml ファイルで指定された値と一致していることを確認します。以下に例を示します。

      metadata:
          name: amq-broker-operator
      subjects:
          kind: ServiceAccount
          name: amq-broker-operator
      roleRef:
          kind: Role
          name: amq-broker-operator
    2. プロジェクトでロールバインディングを作成します。

      $ oc create -f deploy/role_binding.yaml

以下の手順では、Operator をプロジェクトにデプロイします。