6.2.6. データ損失を回避するための障害からの復旧

session.timeout.ms および heartbeat.interval.ms プロパティーを使用して、コンシューマーグループ内のコンシューマー障害をチェックし、復旧するのにかかる時間を設定します。

session.timeout.ms プロパティーは、コンシューマーグループのコンシュマーが非アクティブであるとみなされ、そのグループのアクティブなコンシューマー間でリバランスがトリガーされる前に、ブローカーと通信できない最大時間をミリ秒単位で指定します。グループのリバランス時に、パーティションはグループのメンバーに再割り当てされます。

heartbeat.interval.ms プロパティーは、コンシューマーがアクティブで接続されていることを示す、コンシューマーグループコーディネーターへのハートビートチェックの間隔をミリ秒単位で指定します。通常、ハートビートの間隔はセッションタイムアウトの間隔の 3 分の 2 にする必要があります。

session.timeout.ms プロパティーの値を低く設定すると、失敗するコンシューマーが早期に発見され、リバランスがより迅速に実行されます。ただし、タイムアウトの値を低くしすぎて、ブローカーがハートビートを時間内に受信できず、不必要なリバランスがトリガーされることがないように気を付けてください。

ハートビートの間隔が短くなると、誤ってリバランスを行う可能性が低くなりますが、ハートビートを頻繁に行うとブローカーリソースのオーバーヘッドが増えます。