18.5. Kafka のアップグレード

最新バージョンの AMQ Streams を使用するようにバイナリーをアップグレード した後、ブローカーおよびクライアントをアップグレードして、サポートされる上位バージョンの Kafka を使用できます。

正しい順序で手順を行ってください。

Kafka のアップグレードに従い、必要な場合は Kafka コンシューマーをアップグレードして Incremental Cooperative Rebalance プロトコルを使用できます。

18.5.1. 新しいブローカー間プロトコルバージョンを使用するように Kafka ブローカーのアップグレード

新しいブローカー間プロトコルバージョンを使用するように、すべての Kafka ブローカーを手動で設定し、再起動します。これらの手順を完了すると、新しいブローカー間プロトコルバージョンを使用して、Kafka ブローカーの間でデータが送信されます。

受け取ったメッセージは、メッセージログには以前のメッセージ形式のバージョンで引き続き追加されます。

警告

この手順の完了後、AMQ Streams のダウングレードは実行できません。

前提条件

手順

AMQ Streams クラスターの各 Kafka ブローカーと 1 つずつ、以下の 1 つに対して以下を行います。

  1. テキストエディターで、更新する Kafka ブローカーのブローカープロパティーファイルを開きます。ブローカーのプロパティーファイルは通常 /opt/kafka/config/ ディレクトリーに保存されます。
  2. inter.broker.protocol.version2.7 に設定します。

    inter.broker.protocol.version=2.7
  3. コマンドラインで、変更した Kafka ブローカーを停止します。

    /opt/kafka/bin/kafka-server-stop.sh
    jcmd | grep kafka
  4. 変更した Kafka ブローカーを再起動します。

    /opt/kafka/bin/kafka-server-start.sh -daemon /opt/kafka/config/server.properties
  5. 再起動した Kafka ブローカーが、以下になっているパーティションレプリカでキャッチされたことを確認します。kafka-topics.sh ツールを使用して、ブローカーに含まれるすべてのレプリカを同期していることを確認します。手順は「 トピックの一覧表示および説明 」を参照してください。