8.3.2. 書き込み境界

以下の表は、AMQ 6 の書き込み境界設定プロパティーを AMQ Broker 7 の同等のプロパティーと比較します。

設定の対象AMQ 6 の場合AMQ Broker 7 の場合

メタデータキャッシュをディスクに書き込む間隔

checkpointInterval

デフォルトは 5000 ミリ秒です。

同等のものはありません。

メッセージストアがメッセージストレージと同時にクライアントにキューメッセージをディスパッチするかどうか

concurrentStoreAndDispatchQueues

デフォルトは true です。

同等のものはありません。

メッセージストアがメッセージストレージと同時に対象のクライアントにトピックメッセージをディスパッチするかどうか

concurrentStoreAndDispatchTopics

デフォルトは false です。

同等のものはありません。

トランザクション以外の各ジャーナル書き込みの後にディスク同期を実行するべきかどうか

enableJournalDiskSyncs

デフォルトは true です。

<journal-sync-transactional>
トランザクション境界に到達するたびに、トランザクションデータをディスクにフラッシュします (コミット、準備、およびロールバック)。デフォルトは true です。
<journal-sync-nontransactional>
トランザクション以外のメッセージデータをディスクにフラッシュします (送信と確認応答)。デフォルトは true です。

ジャーナルバッファー全体をフラッシュするタイミング

同等のものはありません。

<journal-buffer-timeout>

NIO のデフォルト値は 3,333,333 ナノ秒であり、AIO のデフォルト値は 500,000 ナノ秒です。

ジャーナルディスク書き込み間にバッファーするデータ量

journalMaxWriteBatchSize

デフォルトは 4000 バイトです。

同等のものはありません。

ジャーナルの書き込みリクエストをバッファーするために使用されるタスクキューのサイズ

maxAsyncJobs

デフォルトは 10000 です。

<journal-max-io>

このプロパティーは、任意の時点で I/O キューにある書き込みリクエストの最大数を制御します。NIO のデフォルト値は 1 で、AIO のデフォルト値は 500 です。

ジャーナル書き込みで fdatasync を使用するかどうか

同等のものはありません。

<journal-datasync>

デフォルトは true です。