2.4. AMQ 7 でのブローカーの設定方法

作成したブローカーインスタンスの設定方法と、編集が必要な設定ファイルを理解する必要があります。

AMQ 6 のように、プレーンテキストと XML ファイルを編集して AMQ 7 ブローカーインスタンスを設定します。ブローカーの設定を変更するには、ブローカーインスタンスのディレクトリーで適切な設定ファイルを開き、XML 階層で適切な要素を見つけ、実際の変更 (通常は、XML 要素と属性の追加または削除) を行う必要があります。

BROKER_INSTANCE_DIR/etc 内には、編集できる設定ファイルがいくつかあります。

設定ファイル説明

broker.xml

メインの設定ファイル。AMQ 6 の activemq.xml と同様に、このファイルを使用して、受信ネットワーク接続のアクセプター、セキュリティー設定、メッセージアドレスなどのブローカーのほとんどの側面を設定します。

bootstrap.xml

AMQ Broker がブローカーインスタンスを起動するために使用するファイル。これを使用して、メインのブローカー設定ファイルの場所を変更し、Web サーバーを設定し、セキュリティー設定を行います。

logging.properties

このファイルを使用して、ブローカーインスタンスのロギングプロパティーを設定します。このファイルは AMQ 6 の org.ops4j.pax.logging.cfg ファイルに似ています。

JAAS 設定ファイル (login.configusers.propertiesroles.properties)

これらのファイルを使用して、ブローカーインスタンスへのユーザーアクセスの認証を設定します。

AMQ 7 に移行するには、主に broker.xml ファイルを編集する必要があります。broker.xml 構造およびデフォルト設定の詳細は、『Configuring AMQ Broker』の「Understanding the default broker configuration」を参照してください。