第9章 Prometheus および Grafana を使用したルーターネットワークの監視

Prometheus は、履歴データを保存し、AMQ Interconnect などの大規模でスケーラブルなシステムを監視するために構築されたコンテナーネイティブなソフトウェアです。現在実行中のセッションだけでなく、長期間にわたるデータを収集します。

Prometheus および Alertmanager を使用して AMQ Interconnect データを監視および保存することで、Grafana などのグラフィカルツールを使用してデータを視覚化し、クエリーを実行することができます。

9.1. Prometheus および Grafana の設定

AMQ Interconnect ダッシュボードを表示する前に、AMQ Interconnect がデプロイされた OpenShift プロジェクトに Prometheus、Alertmanager、および Grafana をデプロイおよび設定する必要があります。必要な設定ファイルはすべて GitHub リポジトリーで提供されます。

手順

  1. qdr-monitoring GitHub リポジトリー のクローンを作成します。

    このリポジトリーには、AMQ Interconnect を監視するために Prometheus および Grafana を設定するために必要な設定ファイルのサンプルが含まれています。

    $ git clone https://github.com/interconnectedcloud/qdr-monitoring
  2. NAMESPACE 環境変数を AMQ Interconnect をデプロイしたプロジェクトの名前に設定します。

    たとえば、example プロジェクトに AMQ Interconnect をデプロイした場合は、以下のように NAMESPACE 環境変数を設定します。

    $ export NAMESPACE=example
  3. deploy-monitoring.sh スクリプトを実行します。

    このスクリプトは、Prometheus、Alertmanager、および Grafana を OpenShift プロジェクトにデプロイするために必要な OpenShift リソースを作成および設定します。また、ルーターネットワークのメトリクスを提供する 2 つのダッシュボードも設定します。

    $ ./deploy-monitoring.sh

    このスクリプトを実行する代替方法として、ターゲットプロジェクトをパラメーターとして指定します。以下に例を示します。

    $ ./deploy-monitoring.sh example

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