2.4. 監視および管理

AMQ Broker は、ブローカーの監視および管理に使用できるツールを複数提供します。

AMQ 管理コンソール
AMQ 管理コンソールは、Web ブラウザーからアクセスできる Web インターフェースです。ネットワークの正常性を監視し、ブローカートポロジーを表示し、ブローカーリソースの作成および削除に使用できます。
CLI
AMQ Broker では、ブローカーの管理に使用できる artemis CLI が提供されます。CLI を使用すると、ブローカーインスタンスを作成、起動、および停止できます。CLI には、メッセージジャーナルを管理するための複数のコマンドもあります。
管理 API

AMQ Broker では、豊富な管理 API が提供されます。これを使用して、ブローカー設定の変更、新規リソースの作成、これらのリソースの検査、およびそれらとの連携を行うことができます。クライアントは管理 API を使用してブローカーを管理し、管理通知をサブスクライブすることもできます。

AMQ Broker は、管理 API を使用するために以下の方法を提供します。

  • JMX (Java Management Extensions)- JMX は Java アプリケーションを管理するための標準技術です。ブローカーの管理操作は AMQ MBean インターフェースを介して公開されます。
  • JMS API - 管理操作は、標準の JMS メッセージを使用して特別な管理 JMS キューに送信されます。
ログ
各ブローカーインスタンスは、エラーメッセージ、警告、およびその他のブローカー関連の情報およびアクティビティーをログに記録します。ロギングレベル、ログファイルの場所、およびログ形式を設定できます。その後、作成されるログファイルを使用してブローカーを監視し、エラー状態を診断できます。