3.5. ネットワーク接続による STOMP の使用

STOMP は、STOMP クライアントが STOMP Broker と通信できるようにするテキスト指向のワイヤプロトコルです。ブローカーは STOMP 1.0、1.1、および 1.2 をサポートします。STOMP クライアントは複数の言語やプラットフォームで利用できます。これにより、相互運用性の選択肢があります。

手順

  1. BROKER_INSTANCE_DIR/etc/broker.xml 設定ファイルを開きます。
  2. 既存の acceptor を設定するか、または新しいアクセプターを作成し、以下のように STOMP の値を持つ protocols パラメーターを追加します。
<acceptors>
  <acceptor name="stomp-acceptor">tcp://localhost:61613?protocols=STOMP</acceptor>
  ...
</acceptors>

上記の例では、ブローカーはポート 61613 の STOMP 接続を受け入れます。

STOMP を使用したブローカーの設定例については、 INSTALL_DIR/examples/protocols にある stomp の例を参照してください。

3.5.1. STOMP を使用する場合の制限について

STOMP を使用する場合、以下の制限が適用されます。

  1. 現在、ブローカーは仮想ホストをサポートしません。つまり、host フレーム の CONNECT ヘッダーは無視されます。
  2. メッセージ確認応答はトランザクションではありません。ACK フレームはトランザクションの一部にできず、transaction ヘッダーが設定されている場合は無視されます。