4.15. キューの無効化

ブローカー設定でキューを手動で定義すると、キューはデフォルトで有効になります。

ただし、クライアントがサブスクライブできるようにキューを定義するケースがありますが、メッセージルーティングにキューを使用する準備ができていません。または、キューにメッセージフローを停止しつつも、クライアントをキューにバインドさせる状況もある可能性があります。このような場合は、キューを無効にすることができます。

以下の例は、ブローカー設定で定義したキューを無効にする方法を示しています。

前提条件

  • ブローカー設定でアドレスと関連付けられたキューを定義する方法について理解するようにしてください。詳細は、4章アドレスおよびキューの設定 を参照してください。

手順

  1. <broker_instance_dir>/etc/broker.xml 設定ファイルを開きます。
  2. 以前に定義したキューには、enabled 属性を追加します。キューを無効にするには、この属性の値を false に設定します。以下に例を示します。

    <addresses>
       <address name="orders">
          <multicast>
             <queue name="orders" enabled="false"/>
          </multicast>
       </address>
    </addresses>

    enabled プロパティーのデフォルト値は true です。値を false に設定すると、メッセージルーティングがキューへ無効になります。

注記

アドレス上のキューを すべて無効にすると、そのアドレスに送信されたすべてのメッセージは警告なしで破棄されます。