18.7.4. 特定のイベントのロギング

デフォルトでは、AMQ ブローカーは LoggingActiveMQServerPlugin プラグインを提供し、特定のブローカーイベントをログに記録します。LoggingActiveMQServerplugin プラグインはデフォルトではコメントアウトされ、情報はログに記録されません。

以下の表は、各プラグインプロパティーについて説明しています。設定プロパティーの値を true に設定してイベントをログに記録します。

プロパティー

説明

LOG_CONNECTION_EVENTS

接続が作成または破棄されたときに情報を記録します。

LOG_SESSION_EVENTS

セッションの作成時または終了時に情報をログに記録します。

LOG_CONSUMER_EVENTS

コンシューマーが作成または閉じられたときの情報をログに記録します。

LOG_DELIVERING_EVENTS

メッセージがコンシューマーに配信され、メッセージがコンシューマーによって確認されると、情報を記録します。

LOG_SENDING_EVENTS

メッセージがアドレスに送信され、メッセージがブローカー内にルーティングされたときの情報をログに記録します。

LOG_INTERNAL_EVENTS

キューが作成または破棄されたとき、メッセージが期限切れになったとき、ブリッジのデプロイ時、および重大な障害が発生するときに、情報をログに記録します。

LOG_ALL_EVENTS

上記のすべてのイベントの情報をログに記録します。

接続イベントをログに記録するように LoggingActiveMQServerPlugin プラグインを設定するには、broker.xml 設定ファイルの <broker-plugins> セクションのコメントを解除します。すべてのイベントの値は、コメントされたデフォルト例では true に設定されます。

<configuration ...>
...
<!-- Uncomment the following if you want to use the Standard LoggingActiveMQServerPlugin plugin to log in events -->
           <broker-plugins>
         <broker-plugin class-name="org.apache.activemq.artemis.core.server.plugin.impl.LoggingActiveMQServerPlugin">
            <property key="LOG_ALL_EVENTS" value="true"/>
            <property key="LOG_CONNECTION_EVENTS" value="true"/>
            <property key="LOG_SESSION_EVENTS" value="true"/>
            <property key="LOG_CONSUMER_EVENTS" value="true"/>
            <property key="LOG_DELIVERING_EVENTS" value="true"/>
            <property key="LOG_SENDING_EVENTS" value="true"/>
            <property key="LOG_INTERNAL_EVENTS" value="true"/>
         </broker-plugin>
      </broker-plugins>
...
</configuration>

<broker-plugins> セクション内で設定パラメーターを変更した場合は、設定の更新を再ロードするためにブローカーを再起動する必要があります。これらの設定変更は、configuration-file-refresh-period 設定に基づいてリロード されません

ログレベルを INFO に設定すると、イベントの発生後にエントリーがログに記録されます。ログレベルが DEBUG に設定されている場合、イベントの前後でログエントリーが生成されます ( 例 : beforeCreateConsumer() および afterCreateConsumer())。ログレベルが DEBUG に設定されている場合、ロガーは利用可能な場合に通知の詳細情報をログに記録します。