12.2. 重複 ID キャッシュの設定

ブローカーは、_AMQ_DUPL_ID プロパティーの受信値のキャッシュを維持します。各アドレスには個別のキャッシュがあります。キャッシュは円形で固定されます。新しいエントリーは、キャッシュ領域の要求に合わせて最も古いエントリーを置き換えます。

注記

キャッシュのサイズを適切に設定してください。以前のメッセージが同じ _AMQ_DUPL_ID を持つ新しいメッセージを受け取る前に id-cache-size メッセージよりも多くのメッセージが到達した場合、ブローカーは重複を検出できません。これにより、両方のメッセージがブローカーによって処理されます。

手順

以下の設定例は、BROKER_INSTANCE_DIR/etc/broker.xml に要素を追加して ID キャッシュを設定する方法を示しています。

<configuration>
  <core>
    ...
    <id-cache-size>5000</id-cache-size> 1
    <persist-id-cache>false</persist-id-cache> 2
  </core>
</configuration>
1
キャッシュの最大サイズは、パラメーター id-cache-size で設定します。デフォルト値は 20000 エントリーです。上記の例では、キャッシュサイズは 5000 エントリーに設定されます。
2
persist-id-cachetrue に設定して、受信時に各 ID をディスクに永続化します。デフォルト値は true です。上記の例では、値を false に設定して persistence は無効になっています。