5.3.2.3. リソース制限の設定

承認や認証に関連する通常のセキュリティー設定以外に、特定のユーザーが実行できる特定の制限を設定すると便利です。

5.3.2.3.1. 接続およびキュー制限の設定

以下の手順の例は、ユーザーが作成できる接続およびキューの数を制限する方法を示しています。

  1. <broker_instance_dir>/etc/broker.xml 設定ファイルを開きます。
  2. resource-limit-settings 要素を追加します。max-connections および max-queues の値を指定します。以下に例を示します。

    <resource-limit-settings>
       <resource-limit-setting match="myUser">
          <max-connections>5</max-connections>
          <max-queues>3</max-queues>
       </resource-limit-setting>
    </resource-limit-settings>
    max-connections
    一致したユーザーがブローカーに対して実行できる接続の数を定義します。デフォルトは -1 で、制限がないことを意味します。
    max-queues
    一致したユーザーが作成できるキューの数を定義します。デフォルトは -1 で、制限がないことを意味します。
注記

ブローカー設定の address-setting 要素に指定できる match 文字列とは異なり、resource-limit-settings で指定した match 文字列はワイルドカード構文を使用することは できません。代わりに、match 文字列は、リソース制限の設定が適用される特定のユーザーを定義します。