第12章 アンインストール

Kubernetes のマルチクラスターエンジンをアンインストールすると、プロセスの 2 つの異なるレベルが表示されます。custom resource removalcomplete operator uninstall です。アンインストールプロセスの完了に最長 5 分かかる可能性があります。

  • カスタムリソースの削除は、最も基本的なアンインストールの種類で、MultiClusterEngine インスタンスのカスタムリソースを削除しますが、他の必要なコンポーネントが残されたままになります。このレベルのアンインストールは、同じ設定とコンポーネントを使用して再インストールする予定の場合に役立ちます。
  • 2 番目のレベルは、より完全なアンインストールで、カスタムリソース定義などのコンポーネントを除き、ほとんどの Operator コンポーネントを削除します。この手順を続行すると、カスタムリソースの削除で削除されていないコンポーネントおよびサブスクリプションがすべて削除されます。アンインストールが済むと、カスタムリソースの前に Operator を再インストールする必要があります。

12.1. 前提条件: 有効化されたサービスのデタッチ

Kubernetes エンジンのマルチクラスターエンジンをアンインストールする前に、そのエンジンによって管理されているすべてのクラスターをデタッチする必要があります。エラーを回避するには、エンジンによって管理されているすべてのクラスターをデタッチしてから、アンインストールを再試行してください。

  • マネージドクラスターがアタッチされている場合は、以下のメッセージが表示される可能性があります。

    Cannot delete MultiClusterEngine resource because ManagedCluster resource(s) exist

    クラスターのデタッチの詳細は、クラスターの作成 でお使いのプロバイダーの情報を選択して、マネージメントからのクラスターの削除 セクションを参照してください。