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1.20.4. バックアップの復元

障害のシナリオでは、バックアップが実行されるハブクラスターが利用できなくなり、バックアップデータを新しいハブクラスターに移動する必要があります。これには、新しいハブクラスターでクラスター復元操作を実行します。この場合、復元操作はバックアップが作成される場所とは異なるハブクラスターで実行します。

また、以前のスナップショットからのデータを復元できるように、バックアップデータを取得したハブクラスターでデータを復元するケースもあります。この場合、復元とバックアップ操作の両方が同じハブクラスターで実行されます。

ハブクラスターで restore.cluster.open-cluster-management.io リソースを作成した後に、oc get restore -n <oadp-operator-ns> のコマンドを実行して復元操作のステータスを取得できます。また、バックアップファイルに含まれるバックアップのリソースが作成されていることを確認できる必要があります。

注記: restore.cluster.open-cluster-management.io リソースは 1 回実行されます。復元操作の完了後に同じ復元操作を再度実行する場合は、同じ spec オプションで新しい restore.cluster.open-cluster-management.io リソースを作成する必要があります。

復元操作を使用して、バックアップ操作で作成される全バックアップタイプ 3 つを復元します。ただし、特定の種類のバックアップ (マネージドクラスターのみ、ユーザー資格情報のみ、またはハブクラスターリソースのみ) のみをインストールするように選択できます。

復元では、以下の 3 つの必要な spec プロパティーを定義します。ここでは、バックアップしたファイルのタイプに対して復元ロジックが定義されます。

  • veleroManagedClustersBackupName は、マネージドクラスターの復元オプションの定義に使用されます。
  • veleroCredentialsBackupName は、ユーザーの認証情報の復元オプションを定義するために使用されます。
  • veleroResourcesBackupName は、ハブクラスターリソース (ApplicationsPolicy) の復元オプションを定義するために使用されます。

    前述のプロパティーの有効な値は次のとおりです。

    • latest: このプロパティーは、このタイプのバックアップで使用可能な、最後のバックアップファイルを復元します。
    • skip: このプロパティーは、現在の復元操作でこのタイプのバックアップの復元は試行ません。
    • <backup_name>: このプロパティーは、名前で参照する指定のバックアップを復元します。

restore.cluster.open-cluster-management.io で作成された restore.velero.io リソースの名前は、<restore.cluster.open-cluster-management.io name>-<velero-backup-resource-name> のテンプレートルールを使用して生成されます。以下の説明を参照してください。

  • restore.cluster.open-cluster-management.io は、復元を開始する現在の restore.cluster.open-cluster-management.io リソースの名前です。
  • Velero-backup-resource-name は、データの復元に使用される Velero バックアップファイルの名前です。たとえば、restore.cluster.open-cluster-management.io リソース restore-acmrestore.velero.io 復元リソースを作成します。フォーマットについては、以下の例を参照してください。

    • restore-acm-acm-managed-clusters-schedule-20210902205438 は、マネージドクラスターのバックアップの復元に使用されます。このサンプルでは、リソースの復元に使用される backup.velero.io バックアップ名は acm-managed-clusters-schedule-20210902205438 です。
    • restore-acm-acm-credentials-schedule-20210902206789 は、認証情報バックアップの復元に使用されます。このサンプルでは、リソースの復元に使用される backup.velero.io バックアップ名は acm-managed-clusters-schedule-20210902206789 です。
    • restore-acm-acm-resources-schedule-20210902201234 は、アプリケーションおよびポリシーバックアップの復元に使用されます。このサンプルでは、リソースの復元に使用される backup.velero.io バックアップ名は acm-managed-clusters-schedule-20210902201234 です。

      注記: skip がバックアップタイプに使用されている場合は、restore.velero.io は作成されません。

以下の YAML サンプルで、クラスターの リストア リソースを参照してください。この例では、利用可能な最新のバックアップファイルを使用して、3 つのタイプのバックアップファイルがすべて復元されています。

apiVersion: cluster.open-cluster-management.io/v1beta1
kind: Restore
metadata:
  name: restore-acm
spec:
  veleroManagedClustersBackupName: latest
  veleroCredentialsBackupName: latest
  veleroResourcesBackupName: latest

クラスターのバックアップおよび復元 Operator を有効にして管理する方法は、バックアップと復元のオペレーターの有効化 を参照してください。