1.6.3. コンソールを使用した認証情報の作成

Red Hat Advanced Cluster Management for Kubernetes コンソールから認証情報を作成するには、以下の手順を実行します。

  1. ナビゲーションメニューから Credentials に移動します。既存の認証情報が表示されます。
  2. Add credential を選択します。
  3. プロバイダーとして Bare metal を選択します。
  4. 認証情報の名前を追加します。
  5. 一覧から認証情報の namespace を選択します。

    ヒント: 便宜上およびセキュリティー上、認証情報のホスト専用の namespace を作成します。

  6. オプションで、認証情報の ベース DNS ドメイン を追加できます。ベース DNS ドメインを認証情報に追加した場合には、この認証情報でクラスターを作成すると、このベース DNS ドメインは自動的に正しいフィールドに設定されます。DNS ドメインを追加していない場合は、クラスターの作成時に追加できます。
  7. libvirt URI を追加します。libvirt URI は、ブートストラップノード向けに作成したプロビジョニングノードを追加してください。libvirt URI は以下の例のようになります。

    <qemu+ssh>:://<user-name>@<provision-host.com>/system
    • qemu+ssh は、プロビジョニングホスト上の libvirt デーモンに接続する方法に置き換えてください。
    • user-name は、プロビジョニングホストにブートストラップノードを作成するアクセス権があるユーザー名に置き換えてください。
    • provision-host.com は、プロビジョニングホストへのリンクに置き換えてください。これは、IP アドレスまたは完全修飾ドメイン名アドレスのいずれかです。

      詳細は、Connection URIs を参照してください。

  8. プロビジョニングホストに SSH の既知ホストのリストを追加します。この値には、IP アドレスまたは完全修飾ドメイン名アドレスを指定できますが、libvirt URI 値で使用したのと同じ形式を使用することをお勧めします。
  9. Red Hat OpenShift pull secret を入力します。Pull secret からプルシークレットをダウンロードします。
  10. クラスターにアクセスできるように SSH 秘密鍵SSH 公開鍵 を追加します。既存のキーを使用するか、キー生成プログラムを使用して新しいキーを作成できます。キー生成の方法は、「SSH プライベートキーの生成およびエージェントへの追加」を参照してください。
  11. オフラインインストールのみ: Configuration for disconnected installation サブセクションのフィールドに必要な情報を入力します。

    • Image registry mirror: この値には、オフラインのレジストリーパスを含みます。このパスには、オフラインインストールに使用する全インストールイメージのホスト名、ポート、レジストリーパスが含まれます。例: repository.com:5000/openshift/ocp-release.

      このパスは、Red Hat OpenShift Container Platform リリースイメージに対して、install-config.yaml のイメージコンテンツソースポリシーのマッピングを作成します。たとえば、repository.com:5000 は以下の imageContentSource コンテンツを作成します。

      imageContentSources:
      - mirrors:
        - registry.example.com:5000/ocp4
        source: quay.io/openshift-release-dev/ocp-release-nightly
      - mirrors:
        - registry.example.com:5000/ocp4
        source: quay.io/openshift-release-dev/ocp-release
      - mirrors:
        - registry.example.com:5000/ocp4
        source: quay.io/openshift-release-dev/ocp-v4.0-art-dev
    • Bootstrap OS image: この値には、ブートストラップマシンに使用するイメージの URL が含まれます。
    • Cluster OS image: この値には、Red Hat OpenShift Container Platform クラスターマシンに使用するイメージの URL が含まれます。
    • Additional trust bundle: この値で、ミラーレジストリーへのアクセスに必要な証明書ファイルのコンテンツを指定します。

      注記: 非接続環境にあるハブクラスターからマネージドクラスターをデプロイして、インストール後の設定を自動的にインポートする場合には、YAML エディターを使用してイメージコンテンツソースポリシーを install-config.yaml ファイルに追加します。エントリーの例を以下に示します。

      imageContentSources:
      - mirrors:
        - registry.example.com:5000/rhacm2
        source: registry.redhat.io/rhacm2
  12. Create をクリックします。
  13. 新規の認証情報を確認し、Add をクリックします。認証情報を追加すると、認証情報の一覧に追加されます。

ベアメタルでのクラスターの作成」の手順を実行して、この認証情報を使用するクラスターを作成します。