17.2.5. ミラーリングされたレジストリーの証明書の設定

セキュアな外部コンテナーレジストリーを使用してミラーリングされた OpenShift Container Platform リリースイメージを保存する場合には、アップグレードグラフをビルドするために OpenShift Update Service からこのレジストリーへのアクセス権が必要です。OpenShift Update Service Pod と連携するように CA 証明書を設定するには、以下の手順を実行します。

  1. image.config.openshift.io にある OpenShift Container Platform 外部レジストリー API を検索します。これは、外部レジストリーの CA 証明書の保存先です。

    詳細は、OpenShift Container Platform ドキュメントの 「イメージレジストリーアクセス用の追加のトラストストアの設定」を参照してください。

  2. openshift-config namespace に ConfigMap を作成します。
  3. CA 証明書をキーの cincinnati-registry に追加します。OpenShift Update Service はこの設定を使用して、証明書を特定します。

    apiVersion: v1
    kind: ConfigMap
    metadata:
      name: trusted-ca
    data:
      cincinnati-registry: |
        -----BEGIN CERTIFICATE-----
        ...
        -----END CERTIFICATE-----
  4. image.config.openshift.io API の cluster リソースを編集して、additionalTrustedCA フィールドを作成した ConfigMap 名に設定します。

    oc patch image.config.openshift.io cluster -p '{"spec":{"additionalTrustedCA":{"name":"trusted-ca"}}}' --type merge

    trusted-ca は、新しい ConfigMap へのパスに置き換えます。

OpenShift Update Service Operator は、変更がないか、image.config.openshift.io API と、openshift-config namespace に作成した ConfigMap を監視し、CA 証明書が変更された場合にはデプロイメントを再起動します。