2.5.12. IAM ポリシーの管理

IAM ポリシーを適用し、マネージドクラスター内で許可されているクラスター管理者の数を確認します。以下のセクションでは、IAM ポリシーの作成、適用、表示、および更新について説明します。

2.5.12.1. IAM ポリシーの作成

コマンドラインインターフェース (CLI) またはコンソールから IAM ポリシーの YAML ファイルを作成できます。

2.5.12.1.1. CLI からの IAM ポリシーの作成

CLI から IAM ポリシーを作成するには、以下の手順を実行します。

  1. IAM ポリシー定義を使用して YAML ファイルを作成します。以下のコマンドを実行します。

    kubectl create -f iam-policy-1.yaml

    IAM ポリシーは以下の YAML ファイルのようになります。

    apiVersion: policy.open-cluster-management.io/v1
    kind: IamPolicy
    metadata:
      name: iam-grc-policy
      label:
        category: "System-Integrity"
    spec:
      namespaceSelector:
        include: ["default","kube-*"]
        exclude: ["kube-system"]
      remediationAction: inform
      disabled: false
      maxClusterRoleBindingUsers: 5
  2. 以下のコマンドを実行してポリシーを適用します。

    kubectl apply -f <iam-policy-file-name>  --namespace=<mcm_namespace>
  3. 以下のコマンドを実行してポリシーの一覧を確認します。

    kubectl get <iam-policy-file-name> --namespace=<mcm_namespace>

IAM ポリシーが作成されました。

2.5.12.1.1.1. CLI からの IAM ポリシーの表示

IAM ポリシーを表示するには、以下の手順を実行します。

  1. 以下のコマンドを実行して、特定の IAM ポリシーの詳細を表示します。

    kubectl get iampolicy <policy-name> -n <namespace> -o yaml
  2. 以下のコマンドを実行して、IAM ポリシーの詳細を表示します。

    kubectl describe iampolicy <name> -n <namespace>
2.5.12.1.2. コンソールからの IAM ポリシーの作成

コンソールから IAM ポリシーを作成すると、YAML エディターで YAML ファイルも 作成されます。コンソールから IAM ポリシーを作成するには、以下の手順を実行します。

  1. コンソールからクラスターにログインします。
  2. ナビゲーションメニューから Govern risk をクリックします。
  3. Create policy をクリックします。
  4. Specifications フィールドから IamPolicy を選択します。残りのパラメーターの値は、ポリシーを選択すると自動的に設定されます。値は編集できます。
  5. Create をクリックします。

IAM ポリシーが作成されました。

2.5.12.1.2.1. コンソールからの IAM ポリシーの表示

コンソールから IAM ポリシーとそのステータスを表示できます。

  1. コンソールからクラスターにログインします。
  2. ナビゲーションメニューから Govern risk をクリックし、ポリシー表の一覧を表示します。

    注記: ポリシー表の一覧をフィルタリングするには、Policies タブまたは Cluster violations タブを選択します。

  3. 詳細を表示するポリシーを 1 つ選択します。
  4. Status タブを選択して、IAM ポリシー違反を表示します。