1.7. OpenShift Container Platform のアップグレード

Red Hat Advanced Cluster Management for Kubernetes ハブクラスターをホストする Red Hat OpenShift Container Platform のバージョンをアップグレードしてください。クラスター全体のアップグレードを開始する前に、データをバックアップします。

OpenShift Container Platform バージョンのアップグレード時に、Red Hat Advanced Cluster Management Web コンソールに短期間、ページまたはデータを利用できないと表示されることがあります。インジケーターには、HTTP 500 (内部サーバーエラー)、HTTP 504 (ゲートウェイタイムアウトエラー) または、以前に利用できたデータが利用できないというエラーなどがあります。これも通常のアップグレードの一部で、このようなエラーが発生してもデータが失われることはありません。最終的にページまたはデータは利用できるようになります。

検索インデックスもこのアップグレード中に再ビルドされるため、アップグレード中に送信されるクエリーは完全でない可能性があります。

以下の表には、OpenShift Container Platform バージョン 4.4.3 から 4.4.10 へのアップグレードでの主な観察内容についてまとめています。

表1.1 OpenShift Container Platform バージョン 4.3.3 から 4.4.10 へのアップグレードでの観察内容の表

アップグレードプロセスの経過時間 (分 : 秒)確認された変化期間

03:40

ガバナンスおよびリスクコンソールで HTTP 500 の発生

サービスが 20 秒以内に復元

05:30

AppUI で HTTP 504 ゲートウェイタイムアウトの発生

サービスが 60 秒以内に復元

06:05

Cluster および Search コンソールでの HTTP 504 Gateway Timeout の発生

サービスが 20 秒以内に復元

07:00

Cluster および Search コンソールでの HTTP 504 Gateway Timeout の発生

サービスが 20 秒以内に復元

07:10

Topology および Cluster コンソール内でのエラーメッセージの表示

サービスが 20 秒以内に復元

07:35

多くのコンソールページでの HTTP 500

サービスが 60 秒以内に復元

08:30

全ページのサービスの復元