第13章 Webhook
本章では、デベロッパーポータル で Webhook を設定し、操作を行う方法について説明します。
Webhook を使用すると、3scale をバックオフィスのワークフローと密接に連携させることができます。3scale システムで指定のイベントが発生すると、Webhook メッセージによりアプリケーションに通知が届き、新規アカウントのサインアップからのデータなどを使用して、デベロッパーポータルに反映させることができます。
13.1. Webhook の概要
Webhook は、Webhook 設定ウィンドウで利用可能なイベントから選択されたイベントによってトリガーされるカスタム HTTP コールバックです。これらのイベントのいずれかが発生すると、3scale システムは、Webhook セクションで指定した URL アドレスに対して HTTP または HTTPS リクエストを行います。API プロバイダー側では、リスナーを設定してイベント追跡などの目的の動作を呼び出すことができます。
Webhook を設定するには、以下の手順を実施します。
- Account Settings > Integrate > Webhooks の順に移動します。Account Settings は、ウィンドウの右上にある歯車アイコンです。
Webhook の動作を指定します。2 つのオプションがあります。
- Webhooks enabled: Webhook を有効または無効にするには、このチェックボックスを選択します。
Actions in the admin portal also trigger webhooks: イベント発生時に Webhooks をトリガーするには、このチェックボックスを選択します。以下の点を考慮してください。
- トリガーとなるイベントが設定された内部 3scale API への呼び出しを行う場合は、プロバイダーキーではなくアクセストークンを使用します。
- このチェックボックスを選択しないままにすると、デベロッパーポータルのアクションだけが Webhook のトリガーになります。
- 選択したイベントがトリガーとなった際にイベントを通知するための URL アドレスを指定します。
- 指定した URL アドレスへのコールバックのトリガーとなるイベントを選択します。
設定が完了したら、Update webhooks settings をクリックして変更を保存します。