16.4. 自動請求プロセス

3scale では、請求プロセスは毎日実施されます。請求書を生成し、請求フローに従ってステータスを変更し、設定された支払いゲートウェイを使用して課金処理を実施します。

前払いモードと後払いモードでは、請求フローにわずかな違いがあります。3scale における請求は暦月に基づいているため、月の初日に特別なイベントが発生します。

16.4.1. 各月の初日

後払い

  • 月の変動費を請求する (費用は未確定請求書の費用項目に含まれます)。
  • 月の未確定請求書を確定する。
  • 月の固定費を請求する (当月用に新たな請求書を Open のステータスで作成します)。

前払い

  • 固定費を請求する ( 月)。
  • 変動費を請求する ( 月)。

月の初めに確定した請求書に関する通知が API 管理者に送信されるので、管理者は請求書を確認して必要な調整を行うことができます。

上記の処理に加えて、日々行われるすべての操作も、月の初日に発生します。

16.4.2. 毎日

  • トライアル期間が終了した契約およびまだ請求されていない新規契約を請求する (当月用に新たな請求書を Open のステータスで作成します)。
  • (前払い モードのみ) すべての未確定請求書を確定する (ステータスが Finalized に変わります)。
  • 請求書を発行する (ステータスが Pending に変わります)。

    • 通常、請求書は確定してから 2 - 3 日後に発行されます。請求書の「Issued On」の日付はその日に設定され、「Due On」の日付 (請求書に対する課金が行われる日) は Issued On の 2 日後に設定されます。
    • 請求書が開発者に発行されると、開発者はメール通知を受け取り、発行された請求書をデベロッパーポータルで確認することができます。
  • 請求書に対する課金を行う。

    • Due On の日付がその日またはそれ以前で、ステータスが Unpaid および Pending の請求書に対する課金が行われます。
    • 支払いが完了しなかった場合には、請求書のステータスは Unpaid に変わります。3 日後に課金がリトライされます。リトライに 3 回失敗すると、請求書のステータスは Failed に変わり、それ以上課金はリトライされなくなります。
  • クレジットカードの有効期限切れに関する通知を行う。

    • 間もなくクレジットカードの有効期限が切れる開発者アカウントに、メール通知が送信されます。

16.4.3. 自動および手動の請求書生成

自動請求プロセスによって生成された請求書のヘッダーには、(automatically created) のラベルが付きます。たとえば、Invoice for January 2019 (automatically created) というラベルが付きます。

手動で生成した請求書は、請求書の詳細ページで (manually created) と識別されます。

自動請求プロセスでは、当月 open のステータスにある既存の請求書を使用して、費用項目を追加する場合があります。ただし、その対象となるのは自動的に作成された請求書だけです。手動で作成した請求書は、自動請求プロセスにより更新されることはありません。

16.4.4. 期中のアップグレード

アプリケーション (またはアカウント/サービスサブスクリプション) が月の途中でアップグレードされた場合には、月額費用は残り日数に応じて日割り計算されます。アプリケーションプランで設定された制限はあん分されません。

アプリケーションが無料プランから有料プランにアップグレードされた場合には、次回の請求時に、日割り計算された月額費用を含む新しい請求書が生成されます。

アプリケーションが有料プランからより高額な有料プランにアップグレードされた場合には、さまざまな要素を加味して請求書が発行されます。

  • 請求のモード: 前払い後払い
  • いつプランが変更されたか

16.4.4.1. 前払い請求モード

  1. アプリケーションプランが 請求日 (請求日は 8am UTC に始まります) に 変更された場合には (つまり、アプリケーションプランに対する請求がまだ行われていない)、古いプランの固定費が請求書に記載され「払い戻し」の費用項目でディスカウントされます。新しいプランの固定費も請求書に追加されます。

    例: 顧客が月の初日にプラン A ($200) にサインアップし、同じ日に プラン B ($300) にアップグレードした。この場合には、以下の費用項目が含まれる 1 通の請求書が生成されます。

    説明費用

    固定費 (「プラン A」)

    200

    払い戻し (「プラン A」)

    -200

    アプリケーションのアップグレード (「プラン A」から「プラン B」へ)

    300

    Total

    300

    顧客が月の途中でサインアップした場合には、固定費の 200 および 払い戻しの 200 は日割り計算される点に注意してください。

  2. アプリケーションの 請求書がすでに発行された後に アプリケーションプランが変更された場合。

    • アップグレード の場合には、開発者には 2 通の請求書が発行されます。1 つは当初請求用で、もう 1 つはアップグレード用です。

      例: 顧客が月の初日にプラン A ($200) にサインアップした後に、月の途中でプラン B ($300) にアップグレードした。この場合には、以下のような請求書が生成されます。

      説明費用

      固定費 (「プラン A」)

      200

      Total

      200

      説明費用

      払い戻し (「プラン A」)

      -100

      アプリケーションのアップグレード (「プラン A」から「プラン B」へ)

      150

      Total

      50

      請求期間の途中でアップグレードが行われたので、2 通目の請求書では、払い戻された費用 ($100) および新たな費用 ($150) は日割り計算されます。

    • アプリケーションの ダウングレード (より低額なプランへの変更) に伴う払い戻しは、現在サポートされていません。

16.4.4.2. 後払い請求モード

後払い請求モードでは、払い戻し および アプリケーションのアップグレード に関する費用項目が含まれる 1 通の請求書が発行されます。

重要: この動作は、以下の変更と共に 2018 年 4 月 20 日 に導入されました。

  • アプリケーションが作成と同じ日にアップグレードされた場合に、当初請求額 (元のアプリケーションプラン用) が請求書に追加されない、というバグが修正されました。
  • 従来は、アプリケーションのアップグレード時には、新旧プランの差額に関する 1 つの費用項目しか追加されませんでした。たとえば、上記 前払い請求モード セクションで説明したシナリオ 2 では ($200 のプラン A から $300 のプラン B へのアップグレード)、2 番目に生成される請求書は以下のようになりました。
説明費用

アプリケーションのアップグレード (「プラン A」から「プラン B」へ)

50

Total

50

ここで、$50 は月の残りを考慮して日割り計算した新旧プランの差額です ($150 - $100)。

2018 年 4 月 20 日 以降は、合計費用は以前と同じままですが、請求書の計算がより明確に反映され、払い戻しと課金が別々に追加されるようになりました。