31.3. 例: お客様の要求

お客様は、過去 10 日間に無料の評価版プランにサインアップした新規開発者の数を知り、それをいくつかのグループに分けたいと考えました。

まず、サインアップはしたがお客様の API を全く使用しなかった開発者の数を知りたいと考えました。この情報を使用してお客様がやりたかったことは本章のスコープから外れますが、これは API 採用の助けとなる明らかに貴重な情報です。

次に、API を使用した開発者を以下の 2 つのグループに分けたいと考えました。

  • ある期間 (10 日間のうち初めの 5 日間など) API を使用した後、使用を止めた開発者。これらの開発者は、使ってはみたがアクティブではなくなったグループです。
  • API を継続的に使用している開発者。このグループについては、使用率の増加 (または減少) を知りたいと考えました。

この情報は、3scale の組み込み解析機能で利用可能です。問題は、集約データとして表示するビューがないことで、これは非常に面倒な状況です。

この問題に対する典型的な答えは、この分類方法は、今後の解析機能の改善で取り扱いますです。(面白いことに、実際にそうでした。) しかし、今それが必要な場合には、これでは問題の解決になりません。3scale では、当社のリリーススケジュールに依存せずに必要なことをすべて行うことができるように、ツールを提供したいと考えています。