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8.9.3. DeveloperUser カスタムリソースのデプロイによる 3scale 開発者ユーザーの管理
3scale operator を使用して 3scale をインストールする場合、Developer Portal で 3scale 管理の API への開発者アクセスを管理するために、DeveloperUser
カスタムリソース (CR) をデプロイできます。ここで提供される手順は、新規 DeveloperUser
CR をデプロイするためのものです。DeveloperUser
CR のデプロイ後、更新または削除する手順は他の CR と同じです。
CR は、3scale operator が含まれる名前空間にのみデプロイできます。
前提条件
- 3scale operator がカスタムリソースのリンク先のテナントを特定するしくみ を理解している。
admin
ロールを持つユーザー用に、デプロイされたDeveloperUser
CR が少なくとも 1 つ含まれるDeveloperAccount
カスタムリソースが少なくとも 1 つデプロイされている。同じ namespace にある 3scale インスタンスのデフォルトのテナントにリンクしないDeveloperUser
カスタムリソースを作成する場合、DeveloperUser
CR が含まれる namespace には、DeveloperUser
CR がリンクするテナントを特定するシークレットが含まれます。シークレットの名前は以下のいずれかです。-
threescale-provider-account
- ユーザー定義
このシークレットには、3scale インスタンスの URL と、3scale インスタンスの 1 つのテナントにアクセスするためのクレデンシャルが含まれるトークンが含まれます。
-
-
新しい
DeveloperUser
カスタムリソース用に、その開発者のユーザー名、パスワード、およびメールアドレスを把握している。
手順
3scale operator が含まれる名前空間で、開発者ユーザーのユーザー名とパスワードが含まれるシークレットを定義するリソースファイルを作成して保存します。たとえば、
myusername02.yaml
ファイルには以下が含まれます。apiVersion: v1 kind: Secret metadata: name: myusername02 stringData: password: "987654321"
シークレットを作成します。以下は例になります。
oc create -f myusername02.yaml
この例では、以下のような出力になります。
secret/myusername02 created
DeveloperUser
CR を定義する.yaml
ファイルを作成および保存します。spec.role
フィールドにはadmin
またはmember
を指定します。たとえば、developeruser02.yaml
ファイルには以下が含まれる場合があります。apiVersion: capabilities.3scale.net/v1beta1 kind: DeveloperUser metadata: name: developeruser02 spec: username: myusername02 email: myusername02@example.com passwordCredentialsRef: name: myusername02 role: member developerAccountRef: name: developeraccount1 providerAccountRef: name: mytenant
DeveloperUser
CR では:-
開発者のユーザー名 (
metadata.name
フィールドで指定)、ユーザー名、および電子メールは、含んでいるDeveloperAccount
のリンク先のテナントで一意である必要があります。 -
developerAccountRef
フィールドには、デプロイされたDeveloperAccount
CR の名前を指定する必要があります。 -
DeveloperUser
CR がリンクするテナントは、指定されたDeveloperAccount
CR リンク先と同じテナントである必要があります。
-
開発者のユーザー名 (
前のステップで定義したリソースを作成します。以下は例になります。
oc create -f developefuser02.yaml
この例では、以下のような出力になります。
developeruser.capabilities.3scale.net/developeruser02 created
次のステップ
3scale operator が 3scale 設定を更新して、新規または更新されたカスタムリソースを反映するのに、数秒かかります。Operator がカスタムリソース情報を正常に伝搬しているかどうかを確認するには、DeveloperUser
カスタムリソースの status
フィールドを確認するか、以下のように oc wait
コマンドを実行します。
oc wait --for=condition=Ready --timeout=30s developeruser/developeruser02
失敗した場合、カスタムリソースの status
フィールドは、エラーが一時的または永続的であるかどうかを示し、問題の修正に役立つエラーメッセージを提供します。
新しい開発者ユーザーに、デベロッパーポータルにログインできることを通知します。また、ログイン認証情報を通知する必要がある場合もあります。
他のカスタムリソースを更新または削除するのと同じ様に、デプロイされた DeveloperUser
カスタムリソースを更新または削除することができます。ただし、DeveloperUser
CR を削除すると、3scale operator は実際には削除しません。削除した DeveloperUser
CR と同じアカウント名、ユーザー名、または電子メールの新しい DeveloperUser
CR をデプロイしようとすると、DeveloperUser
CR がすでに存在することを示すメッセージを受信します。新規の DeveloperUser
CR には、別の開発者ユーザーアカウント名、ユーザー名、または電子メールを指定する必要があります。
その他のリソース