5.19. API バックエンドのコピー

指定した 3scale システムに、特定のソース API バックエンドのコピーを作成します。ターゲットのシステムは、デフォルトでは、まずソースのバックエンドシステム名で検索されます。

  • 選択したシステム名のバックエンドが見つからない場合は、そのバックエンドが作成されます。
  • 選択したシステム名のバックエンドが見つかった場合は、置き換えられます。不足しているメトリクスとメソッドのみが作成され、マッピングルールは完全に新しいものに置き換えられます。

--target_system_name オプションを使用して、システム名を上書きすることができます。

コピーされるコンポーネント

以下の API バックエンドコンポーネントがコピーされます。

  • メトリクス
  • メソッド
  • マッピングルール: これらはコピーされ、置き換えられます。

手順

  • 以下のコマンドを入力して API バックエンドをコピーします。

    3scale backend copy [opts] -s <source_remote> -d <target_remote> <source_backend>

    3scale インスタンスには、リモート名または URL を指定することができます。

    注記

    1 つのコマンドにつき 1 つの API バックエンドしかコピーすることはできません。複数のコマンドを使用して、複数のバックエンドをコピーすることができます。--target_system_name で異なる名前を指定して、同じバックエンドを複数回コピーすることができます。

API バックエンドのコピー時に、以下のオプションを使用します。

Options
    -d --destination=<value>             3scale target instance: URL or
                                         remote name (required).
    -s --source=<value>                  3scale source instance: URL or
                                         remote name (required).
    -t --target_system_name=<value>      Target system name: defaults to
                                         source system name.

以下のコマンド例は、--target_system_name で異なる値を指定して、API バックエンドを複数回コピーする方法を示しています。

$ podman run registry.redhat.io/3scale-amp2/toolbox-rhel8:3scale2.11 3scale backend copy [-t target_system_name] -s 3scale1 -d 3scale2 api_backend_01