3.2. APIcast の環境

デフォルトでは、3scale アカウントを作成すると、2 つの異なる環境の Embedded APIcast が提供されます。

  • ステージング: API インテグレーションの設定中またはテスト中にのみ使用することが目的です。設定が想定どおりに動作していることが確認されたら、実稼働環境にデプロイすることができます。OpenShift テンプレートは、設定が各 API 呼び出し (APICAST_CONFIGURATION_LOADER: lazyAPICAST_CONFIGURATION_CACHE: 0) で再読み込みされるよう、ステージング APIcast のパラメーターを設定します。APIcast の設定変更を即座にテストするのに便利です。
  • 実稼働: 実稼働向けの環境です。APICAST_CONFIGURATION_LOADER: boot および APICAST_CONFIGURATION_CACHE: 300 パラメーターは、OpenShift テンプレートの実稼働 APIcast のために設定されています。そのため、APIcast の開始時に設定が完全に読み込まれ、300 秒 (5 分) 間キャッシュに保存されます。設定は 5 分後に再読み込みされます。これにより、設定を実稼働環境にプロモートすると、APIcast の新しいデプロイメントを実行しない限り、設定の適用に 5 分程度かかる場合があります。