12.4.3. RH-SSO と連携する 3scale の設定

3scale 管理ポータルでインテグレーション設定を指定して、RH-SSO と連携するように 3scale を設定します。

手順

  1. 3scale 管理ポータルでの最上位のセレクターで Products をクリックし、OpenID Connect 認証を有効にする 3scale API プロダクトを選択します。
  2. [Your_product_name] > Integration > Settings の順に移動します。
  3. Authentication で、OpenID Connect Use OpenID Connect for any OAuth 2.0 flow を選択します。

    図12.3 OPENID CONNECT(OIDC)BASICS セクションを表示します。

    OpenID Connect の基本
  4. OpenID Connect Issuer Type フィールドで、設定が Red Hat Single Sign-On であることを確認します。
  5. OpenID Connect Issuer フィールドに、設定された OpenID Connect アイデンティティープロバイダーの URL を入力します。この URL の形式は以下のようになります。

    https://<client_id>:<client_secret>@<rhsso_host>:<rhsso_port>/auth/realms/<realm_name>
  6. プレースホルダーは、以前に書き留めた RH-SSO クライアントの認証情報、RH-SSO サーバーのホストおよびポート、および RH-SSO クライアントが含まれるレルムの名前に置き換えます。
  7. OIDC AUTHORIZATION FLOW で、以下のいずれかを選択します。

    • 認可コードフロー: RH-SSO では標準フローです。
    • インプリシットフロー
    • サービスアカウントフロー: クライアントクレデンシャルフローとも呼ばれます。
    • 直接アクセスグラントフロー: リソースオーナーパスワードクレデンシャルとも呼ばれます。

      図12.4 承認フローを選択する場所を示します。

      OpenID Connect の認証フロー

      これにより、API コンシューマーが OpenID Connect アイデンティティープロバイダーから JSON Web Tokens (JWT) を取得する方法が設定されます。3scale が OpenID Connect アイデンティティープロバイダーとして RH-SSO を統合する際に、Zync は 認可コードフロー のみが有効になっている RH-SSO クライアントを作成します。このフローは、ほとんどすべてのケースについて最もセキュアで適切なフローとして推奨されます。OpenID Connect アイデンティティープロバイダーがサポートする OAuth 2.0 フロー を必ず選択してください。

  8. 下方向にスクロールして Update Product をクリックし、設定を保存します。
  9. 左側のナビゲーションパネルで Integration > Configuration をクリックします。
  10. 下にスクロールして Promote v.x to APIcast Staging をクリックします。

次のステップ

RH-SSO とのインテグレーションをアイデンティティープロバイダーとしてテストします。すべてがそのまま機能したら、Integration > Configuration ページに戻り、下方向にスクロールして APIcast ステージングバージョンを実稼働バージョンにプロモートします。