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31.3. 環境変数の設定

Pod テンプレートに環境変数を設定するには、以下を実行します。

$ oc set env <object-selection> KEY_1=VAL_1 ... KEY_N=VAL_N [<set-env-options>] [<common-options>]

環境オプションを設定します。

オプション説明

-e, --env=<KEY>=<VAL>

環境変数のキーと値のペアを設定します。

--overwrite

既存の環境変数の更新を確定します。

以下の例では、両方のコマンドがデプロイメント設定 registry で環境変数 STORAGE を変更します。最初に値 /data を追加します。2 番目の更新(値 /opt)。

$ oc set env dc/registry STORAGE=/data
$ oc set env dc/registry --overwrite STORAGE=/opt

以下の例では、現在のシェルで RAILS_ で始まる名前を持つ環境変数を検索し、それらをサーバーのレプリケーションコントローラー r1 に追加します。

$ env | grep RAILS_ | oc set env rc/r1 -e -

以下の例では、rc.json で定義されたレプリケーションコントローラーを変更しません。代わりに、更新された環境 STORAGE=/local を含む YAML オブジェクトを新規ファイル rc.yaml に書き込みます。

$ oc set env -f rc.json STORAGE=/opt -o yaml > rc.yaml

31.3.1. 自動的に追加された環境変数

表31.1 自動的に追加された環境変数

変数名

<SVCNAME>_SERVICE_HOST

<SVCNAME>_SERVICE_PORT

使用例

TCP ポート 53 を公開し、クラスター IP アドレス 10.0.0.11 が割り当てられたサービス KUBERNETES は以下の環境変数を生成します。

KUBERNETES_SERVICE_PORT=53
MYSQL_DATABASE=root
KUBERNETES_PORT_53_TCP=tcp://10.0.0.11:53
KUBERNETES_SERVICE_HOST=10.0.0.11
注記

oc rsh コマンドを使用してコンテナーに対して SSH を実行し、oc set env を実行して利用可能なすべての変数を一覧表示します。