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4.5. アプリケーション変更 CLI の各種操作

4.5.1. get

指定されたオブジェクトタイプのオブジェクトの一覧を返します。オプションの <object_name> が要求に含まれている場合には、結果の一覧はその値でフィルターされます。

$ oc get <object_type> [<object_name>]

出力形式を変更するには、-o または --output オプションを使用できます。

$ oc get <object_type> [<object_name>]-o|--output=json|yaml|wide|custom-columns=...|custom-columns-file=...|go-template=...|go-template-file=...|jsonpath=...|jsonpath-file=...]

出力形式には、JSON や YAML、またはカスタムカラムgolang テンプレート、および jsonpath などの拡張性のある形式を使用できます。

たとえば、以下のコマンドは特定のプロジェクトで実行される Pod の名前を一覧表示します。

$ oc get pods -n default -o jsonpath='{range .items[*].metadata}{"Pod Name: "}{.name}{"\n"}{end}'

Pod Name: docker-registry-1-wvhrx
Pod Name: registry-console-1-ntq65
Pod Name: router-1-xzw69

4.5.2. describe

クエリーによって返される特定のオブジェクトに関する情報を返します。特定の <object_name> を指定する必要があります。オブジェクトタイプで説明されるように、利用可能な実際の情報は状況によって異なります。

$ oc describe <object_type> <object_name>

4.5.3. edit

必要なオブジェクトタイプを編集します。

$ oc edit <object_type>/<object_name>

必要なオブジェクトタイプを指定のテキストエディターで編集します。

$ OC_EDITOR="<text_editor>" oc edit <object_type>/<object_name>

必要なオブジェクトを指定の形式 (例: JSON) で編集します。

$ oc edit <object_type>/<object_name> \
    --output-version=<object_type_version> \
    -o <object_type_format>

4.5.4. config

クライアントの設定ファイルを変更します。

$ oc config  --config=""

4.5.5. volume

ボリュームを変更します。

$ oc volume <object_type>/<object_name> [--option]

4.5.6. label

オブジェクトのラベルを更新します。

$ oc label <object_type> <object_name> <label>

4.5.7. annotate

リソースでアノテーションを更新します。

$ oc annotate [--options]

4.5.8. expose

サービスを検索し、これをルートとして公開します。デプロイメント設定、レプリケーションコントローラー、サービス、または Pod を指定されたポート上の新規サービスとして公開する機能もあります。ラベルが指定されていない場合、新規オブジェクトは公開するオブジェクトのラベルを再利用します。

サービスを公開する場合、デフォルトのジェネレーターは --generator=route/v1 になります。デフォルトが --generator=service/v2 になるその他すべてのケースでは、ポート名が指定されないままになります。通常は oc expose コマンドにジェネレーターを設定する必要はありません。3 つ目のジェネレーター --generator=service/v1 はデフォルトのポート名で利用できます。

$ oc expose <object_type> <object_name>

4.5.9. delete

指定されたオブジェクトを削除します。オブジェクトの設定は STDIN で渡すこともできます。oc delete all -l <label> 操作は、指定された <label> に一致するすべてのオブジェクトを削除します。 これにはレプリケーションコントローラーも含まれ、これが削除されると Pod は再作成されなくなります。

$ oc delete -f <file_path>
$ oc delete <object_type> <object_name>
$ oc delete <object_type> -l <label>
$ oc delete all -l <label>

4.5.10. set

指定したオブジェクトの特定のプロパティーを変更します。

4.5.10.1. set env

デプロイメント設定またはビルド設定の環境変数を設定します。

$ oc set env dc/mydc VAR1=value1

4.5.10.2. set build-secret

ビルド設定のシークレットの名前を設定します。シークレットは、イメージのプル/プッシュシークレットまたはソースリポジトリーシークレットになります。

$ oc set build-secret --source bc/mybc mysecret