第6章 CIDR 範囲の定義

次の CIDR 範囲には、重複しない範囲を指定する必要があります。

注記

クラスターの作成後にマシンの CIDR 範囲を変更することはできません。

サブネット CIDR 範囲を指定するときは、サブネット CIDR 範囲が定義済みの Machine CIDR 内にあることを確認してください。サブネットの CIDR 範囲が、考えられる AWS ロードバランサー用の少なくとも 8 つの IP アドレスを含め、意図したすべてのワークロードに十分な IP アドレスを許可していることを確認する必要があります。

重要

OpenShift Dedicated 4.11 以降のデフォルトのネットワークプロバイダーである OVN-Kubernetes は、IP アドレス範囲 100.64.0.0/16 を内部的に使用します。クラスターで OVN-Kubernetes を使用している場合は、クラスター内の他の CIDR 定義に IP アドレス範囲 100.64.0.0/16 を含めないでください。

6.1. Machine CIDR

Machine CIDR フィールドで、マシンまたはクラスターノードの IP アドレス範囲を指定する必要があります。この範囲には、仮想プライベートクラウド (VPC) サブネットのすべての CIDR アドレス範囲が含まれている必要があります。サブネットは連続している必要があります。単一のアベイラビリティーゾーンデプロイメントでは、サブネット接頭辞 /25 を使用した 128 アドレスの最小 IP アドレス範囲がサポートされます。サブネット接頭辞 /24 を使用する最小アドレス範囲 256 アドレスの範囲は、複数のアベイラビリティーゾーンを使用するデプロイメントでサポートされます。

デフォルトは 10.0.0.0/16 です。この範囲は、接続されているネットワークと競合しないようにする必要があります。