5.6.5.3. プラットフォームメトリクスをクエリーしないアラートルールの待ち時間の短縮

ユーザー定義プロジェクトのアラートルールがデフォルトのクラスターメトリクスをクエリーしない場合、openshift-user-workload-monitoring プロジェクトの Prometheus インスタンスにルールを直接デプロイすることができます。これにより、Thanos Ruler が必要でない場合にこれをバイパスすることで、アラートルールの待ち時間が短縮されます。これは、モニタリングコンポーネントの全体的な負荷を最小限に抑えるのに役立ちます。

警告

ユーザー定義プロジェクトのデフォルトの OpenShift Dedicated メトリクスは、CPU およびメモリーの使用状況、帯域幅の統計、およびパケットレートについての情報を提供します。ルールを openshift-user-workload-monitoring プロジェクトの Prometheus インスタンスに直接デプロイする場合、これらのメトリクスをアラートルールに含めることはできません。本セクションで説明した手順は、ドキュメントを参照し、モニタリング用のアーキテクチャーの全体像を把握している場合にのみ使用してください。

前提条件

  • ユーザー定義プロジェクトのモニタリングを有効にしている。
  • アラートルールを作成する必要のある namespace の monitoring-rules-edit ロールを持つユーザーとしてログインします。
  • OpenShift CLI (oc) がインストールされている。

手順

  1. アラートルールの YAML ファイルを作成します。この例では、example-app-alerting-rule.yaml という名前です。
  2. キーが openshift.io/prometheus-rule-evaluation-scope で、値が leaf-prometheus のラベルが含まれる YAML ファイルにアラートルール設定を追加します。以下に例を示します。

    apiVersion: monitoring.coreos.com/v1
    kind: PrometheusRule
    metadata:
      name: example-alert
      namespace: ns1
      labels:
        openshift.io/prometheus-rule-evaluation-scope: leaf-prometheus
    spec:
      groups:
      - name: example
        rules:
        - alert: VersionAlert
          expr: version{job="prometheus-example-app"} == 0

そのラベルがある場合、アラートルールは openshift-user-workload-monitoring プロジェクトの Prometheus インスタンスにデプロイされます。ラベルが存在しない場合、アラートルールは Theanos Ruler にデプロイされます。

  1. 設定ファイルをクラスターに適用します。

    $ oc apply -f example-app-alerting-rule.yaml

    アラートルールの作成には多少時間がかかります。

  • OpenShift Dedicated 4 モニタリングアーキテクチャーに関する詳細は、モニタリングの概要 を参照してください。