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6.9.3. RHOSP でのアクティブなデプロイメントでの Kuryr ポートプール設定の調整
カスタムリソース (CR) を使用して、Kuryr が Red Hat OpenStack Platform (RHOSP) Neutron ポートをどのように管理するかを設定し、デプロイされたクラスターでの Pod 作成の速度と効率性を制御することができます。
手順
コマンドラインから、編集する Cluster Network Operator (CNO) CR を開きます。
$ oc edit networks.operator.openshift.io cluster
要件に合わせて設定を編集します。以下のファイルをサンプルとして紹介しています。
apiVersion: operator.openshift.io/v1 kind: Network metadata: name: cluster spec: clusterNetwork: - cidr: 10.128.0.0/14 hostPrefix: 23 serviceNetwork: - 172.30.0.0/16 defaultNetwork: type: Kuryr kuryrConfig: enablePortPoolsPrepopulation: false 1 poolMinPorts: 1 2 poolBatchPorts: 3 3 poolMaxPorts: 5 4
- 1
enablePortPoolsPrepopulation
をtrue
に設定し、namespace の作成時、または新規ノードがクラスターに追加された後に Kuryr が新規 Neutron ポートを作成するようにします。この設定により、Neutron ポートのクォータが引き上げられますが、Pod の起動に必要となる時間を短縮できます。デフォルト値はfalse
です。- 2
- Kuryr は、対象のプール内にある空きポートの数が
poolMinPorts
の値よりも少ない場合には、プールに新規ポートを作成します。デフォルト値は1
です。 - 3
poolBatchPorts
は、空きポートの数がpoolMinPorts
の値よりも少ない場合に作成される新規ポートの数を制御します。デフォルト値は3
です。- 4
- プール内の空きポートの数が
poolMaxPorts
の値よりも多い場合に、Kuryr はその値と同じ数になるまでポートを削除します。この値を0
に設定すると、この上限は無効になり、プールが縮小できないようにします。デフォルト値は0
です。
- 変更を保存し、テキストエディターを終了して、変更をコミットします。
重要
実行中のクラスターでこれらのオプションを変更すると、kuryr-controller および kuryr-cni Pod が再起動を強制的に実行します。その結果、新規 Pod およびサービスの作成が遅延します。