Menu Close

6.9.3. 安全でない sysctl の有効化

クラスター管理者は、高パフォーマンスまたはリアルタイムのアプリケーション調整などの非常に特殊な状況で特定の安全でない sysctl を許可することができます。

安全でない sysctl を使用する必要がある場合、クラスター管理者は特定のタイプのノードに対してそれらを個別に有効にする必要があります。sysctl には namespace を使用する必要があります。

SCC (Security Context Constraints) の forbiddenSysctls および allowedUnsafeSysctls フィールドに sysctl または sysctl パターンの一覧を指定して、Pod に設定できる sysctl をさらに制御できます。

  • forbiddenSysctls オプションは、特定の sysctl を除外します。
  • allowedUnsafeSysctls オプションは、高パフォーマンスやリアルタイムのアプリケーションチューニングなどの特定ニーズを管理します。
警告

安全でないという性質上、安全でない sysctl は各自の責任で使用されます。 場合によっては、コンテナーの正しくない動作やリソース不足、またはノードの破損などの深刻な問題が生じる可能性があります。

手順

  1. ラベルを安全でない sysctl が設定されたコンテナーが実行されるマシン設定プールに追加します。

    $ oc edit machineconfigpool worker
    apiVersion: machineconfiguration.openshift.io/v1
    kind: MachineConfigPool
    metadata:
      creationTimestamp: 2019-02-08T14:52:39Z
      generation: 1
      labels:
        custom-kubelet: sysctl 1
    1
    key: pair ラベルを追加します。
  2. KubeletConfig カスタムリソース (CR) を作成します。

    apiVersion: machineconfiguration.openshift.io/v1
    kind: KubeletConfig
    metadata:
      name: custom-kubelet
    spec:
      machineConfigPoolSelector:
        matchLabels:
          custom-kubelet: sysctl 1
      kubeletConfig:
        allowedUnsafeSysctls: 2
          - "kernel.msg*"
          - "net.core.somaxconn"
    1
    マシン設定プールからラベルを指定します。
    2
    許可する必要のある安全でない sysctl を一覧表示します。
  3. オブジェクトを作成します。

    $ oc apply -f set-sysctl-worker.yaml

    99-worker-XXXXXX-XXXXX-XXXX-XXXXX-kubelet 形式で指定される新規の MachineConfig オブジェクトが作成されます。

  4. machineconfigpool オブジェクトの status フィールドを使用してクラスターが再起動するのを待機します。

    以下は例になります。

    status:
      conditions:
        - lastTransitionTime: '2019-08-11T15:32:00Z'
          message: >-
            All nodes are updating to
            rendered-worker-ccbfb5d2838d65013ab36300b7b3dc13
          reason: ''
          status: 'True'
          type: Updating

    クラスターの準備ができると、以下のようなメッセージが表示されます。

       - lastTransitionTime: '2019-08-11T16:00:00Z'
          message: >-
            All nodes are updated with
            rendered-worker-ccbfb5d2838d65013ab36300b7b3dc13
          reason: ''
          status: 'True'
          type: Updated
  5. クラスターが準備状態になる場合、新規 MachineConfig オブジェクトでマージされた KubeletConfig オブジェクトを確認します。

    $ oc get machineconfig 99-worker-XXXXXX-XXXXX-XXXX-XXXXX-kubelet -o json | grep ownerReference -A7
            "ownerReferences": [
                {
                    "apiVersion": "machineconfiguration.openshift.io/v1",
                    "blockOwnerDeletion": true,
                    "controller": true,
                    "kind": "KubeletConfig",
                    "name": "custom-kubelet",
                    "uid": "3f64a766-bae8-11e9-abe8-0a1a2a4813f2"
                }
            ]

    安全でない sysctl を必要に応じて Pod に追加することができるようになります。