第3章 Windows コンテナーワークロードの有効化

Windows ワークロードをクラスターに追加する前に、OpenShift Container Platform OperatorHub で利用可能な Windows Machine Config Operator (WMCO) をインストールする必要があります。WMCO は、クラスター上で Windows ワークロードをデプロイし、管理するプロセスをオーケストレーションします。

前提条件

  • cluster-admin パーミッションを持つアカウントを使用して OpenShift Container Platform クラスターにアクセスできること。
  • OpenShift CLI (oc) がインストールされている。
  • インストーラーでプロビジョニングされるインフラストラクチャーを使用して、または install-config.yaml ファイルに platform: none フィールドが設定されているユーザーによってプロビジョニングされるインフラストラクチャーを使用してクラスターをインストールしていること。
  • クラスターに OVN-Kubernetes を使用してハイブリッドネットワークを設定している。これは、クラスターのインストール時に完了する必要があります。詳細は、「ハイブリッドネットワークの設定」を参照してください。
  • OpenShift Container Platform クラスター (バージョン 4.6.8 以降) を実行している。

関連情報

3.1. Windows Machine Config Operator のインストール

Web コンソールまたは OpenShift CLI (oc) のいずれかを使用して Windows Machine Config Operator をインストールできます。

3.1.1. Web コンソールを使用した Windows Machine Config Operator のインストール

OpenShift Container Platform Web コンソールを使って Windows Machine Config Operator (WMCO) をインストールすることができます。

手順

  1. OpenShift Container Platform Web コンソールの Administrator パースペクティブから、 Operators → OperatorHub ページに移動します。
  2. Filter by keyword ボックスを使用して、カタログで Windows Machine Config Operator を検索します。Windows Machine Config Operator タイルをクリックします。
  3. Operator についての情報を確認してから、Install をクリックします。
  4. Install Operator ページで以下を行います。

    1. Update Channel として stable チャネルを選択します。stable チャネルを使用すると、WMCO の最新の安定したリリースをインストールできます。
    2. WMCO は単一の namespace でのみ利用できるようにする必要があるため、インストールモード は事前に設定されます。
    3. WMCO の Installed Namespace を選択します。デフォルトの Operator の推奨される namespace は openshift-windows-machine-config-operator です。
    4. Enable Operator recommended cluster monitoring on the Namespace チェックボックスをクリックし、WMCO についてクラスターのモニタリングを有効にします。
    5. Approval Strategy を選択します。

      • Automatic ストラテジーにより、Operator Lifecycle Manager (OLM) は新規バージョンが利用可能になると Operator を自動的に更新できます。
      • Manual ストラテジーには、Operator の更新を承認するための適切な認証情報を持つユーザーが必要です。
  1. Install をクリックします。WMCO が Installed Operators ページに一覧表示されます。

    注記

    WMCO は、openshift-windows-machine-config-operator などのように、定義した namespace に自動的にインストールされます。

  2. StatusSucceeded が表示されていることを検証し、WMCO のインストールが正常に行われたことを確認します。

3.1.2. CLI を使用した Windows Machine Config Operator のインストール

OpenShift CLI (oc) を使用して、Windows Machine Config Operator (WMCO) をインストールできます。

手順

  1. WMCO の namespace を作成します。

    1. WMCO の Namespace オブジェクト YAML ファイルを作成します。例: wmco-namespace.yaml

      apiVersion: v1
      kind: Namespace
      metadata:
        name: openshift-windows-machine-config-operator 1
        labels:
          openshift.io/cluster-monitoring: "true" 2
      1
      WMCO を openshift-windows-machine-config-operator namespace にデプロイすることが推奨されます。
      2
      このラベルは、WMCO についてクラスターモニタリングを有効にするために必要です。
    2. namespace を作成します。

      $ oc create -f <file-name>.yaml

      以下は例になります。

      $ oc create -f wmco-namespace.yaml
  2. WMCO の Operator グループを作成します。

    1. OperatorGroup オブジェクト YAML ファイルを作成します。例: wmco-og.yaml

      apiVersion: operators.coreos.com/v1
      kind: OperatorGroup
      metadata:
        name: windows-machine-config-operator
        namespace: openshift-windows-machine-config-operator
      spec:
        targetNamespaces:
        - openshift-windows-machine-config-operator
    2. Operator グループを作成します。

      $ oc create -f <file-name>.yaml

      以下は例になります。

      $ oc create -f wmco-og.yaml
  3. namespace を WMCO にサブスクライブします。

    1. Subscription オブジェクト YAML ファイルを作成します。例: wmco-sub.yaml

      apiVersion: operators.coreos.com/v1alpha1
      kind: Subscription
      metadata:
        name: windows-machine-config-operator
        namespace: openshift-windows-machine-config-operator
      spec:
        channel: "stable" 1
        installPlanApproval: "Automatic" 2
        name: "windows-machine-config-operator"
        source: "redhat-operators" 3
        sourceNamespace: "openshift-marketplace" 4
      1
      stable をチャネルとして指定します。
      2
      承認ストラテジーを設定します。Automatic または Manual を設定できます。
      3
      windows-machine-config-operator パッケージマニフェストが含まれる、redhat-operators カタログソースを指定します。OpenShift Container Platform が、非接続クラスターとも呼ばれる制限されたネットワークにインストールされている場合、Operator LifeCycle Manager (OLM) の設定時に作成した CatalogSource オブジェクトの名前を指定します。
      4
      カタログソースの namespace。デフォルトの OperatorHub カタログソースには openshift-marketplace を使用します。
    2. サブスクリプションを作成します。

      $ oc create -f <file-name>.yaml

      以下は例になります。

      $ oc create -f wmco-sub.yaml

      WMCO が openshift-windows-machine-config-operator にインストールされるようになりました。

  4. WMCO インストールを確認します。

    $ oc get csv -n openshift-windows-machine-config-operator

    出力例

    NAME                                    DISPLAY                           VERSION   REPLACES   PHASE
    windows-machine-config-operator.2.0.0   Windows Machine Config Operator   2.0.0                Succeeded