7.3.5. カーネルクラッシュの調査

7.3.5.1. kdump の有効化

kexec-tools に含まれる kdump サービスは、クラッシュダンプのメカニズムを提供します。このサービスを使用して、後の分析用にシステムのメモリーの内容を保存できます。

kdump サービスはテクノロジープレビュー機能としてのみご利用いただけます。テクノロジープレビュー機能は Red Hat の実稼働環境でのサービスレベルアグリーメント (SLA) ではサポートされていないため、Red Hat では実稼働環境での使用を推奨していません。Red Hat は実稼働環境でこれらを使用することを推奨していません。これらの機能は、近々発表予定の製品機能をリリースに先駆けてご提供することにより、お客様は機能性をテストし、開発プロセス中にフィードバックをお寄せいただくことができます。

Red Hat のテクノロジープレビュー機能のサポート範囲についての詳細は、https://access.redhat.com/ja/support/offerings/techpreview/ を参照してください。

RHCOS には kexec-tools が同梱されていますが、kdump を有効にするには手動の設定が必要になります。

手順

RHCOS で kdump を有効にする手順を実行します。

  1. 初回のカーネルの起動時にクラッシュカーネルのメモリーを確保するには、以下のコマンドを入力してカーネル引数を指定します。

    # rpm-ostree kargs --append='crashkernel=256M'
  2. オプション: デフォルトのローカルの /var/crash の場所ではなく、ネットワーク経由または他の場所にクラッシュダンプを書き込むには、/etc/kdump.conf 設定ファイルを編集します。

    注記

    LUKS を使用する場合は、ネットワークダンプが必要です。kdump は、LUKS で暗号化されたデバイスのローカルクラッシュダンプをサポートしません。

    kdump サービスの設定についての詳細は、/etc/sysconfig/kdump/etc/kdump.conf、および kdump.conf manual ページのコメントを参照してください。ダンプターゲットの設定についての詳細は、RHEL kdump のドキュメントを参照してください。

  3. kdump systemd サービスを有効にします。

    # systemctl enable kdump.service
  4. システムを再起動します。

    # systemctl reboot
  5. kdump.service が正常に起動および終了し、cat /sys/kernel/kexec_crash_loaded1 を出力することを確認して、 kdump がクラッシュカーネルを読み込んでいることを確認します。