5.11. toolbox について

toolbox は、Red Hat Enterprise Linux CoreOS (RHCOS) システムでコンテナーを起動するツールです。このツールは、主に sosreportredhat-support-tool などのコマンドを実行するために必要なバイナリーおよびプラグインを含むコンテナーを起動するために使用されます。

toolbox コンテナーの主な目的は、診断情報を収集し、これを Red Hat サポートに提供することにあります。ただし、追加の診断ツールが必要な場合は、RPM パッケージを追加するか、または標準のサポートツールイメージの代替イメージを実行することができます。

toolbox コンテナーへのパッケージのインストール

デフォルトでは、toolbox コマンドを実行すると、registry.redhat.io/rhel8/support-tools:latest イメージでコンテナーが起動します。このイメージには、最も頻繁に使用されるサポートツールが含まれます。イメージの一部ではないサポートツールを必要とするノード固有のデータを収集する必要がある場合は、追加のパッケージをインストールできます。

前提条件

  • oc debug node/<node_name> コマンドでノードにアクセスしている。

手順

  1. /host をデバッグシェル内の root ディレクトリーとして設定します。デバッグ Pod は、Pod 内の /host にホストの root ファイルシステムをマウントします。root ディレクトリーを /host に変更すると、ホストの実行パスに含まれるバイナリーを実行できます。

    # chroot /host
  2. toolbox コンテナーを起動します。

    # toolbox
  3. wget などの追加のパッケージをインストールします。

    # dnf install -y <package_name>

toolbox を使用した代替イメージの起動

デフォルトでは、toolbox コマンドを実行すると、registry.redhat.io/rhel8/support-tools:latest イメージでコンテナーが起動します。.toolboxrc ファイルを作成し、実行するイメージを指定して代替イメージを起動できます。

前提条件

  • oc debug node/<node_name> コマンドでノードにアクセスしている。

手順

  1. /host をデバッグシェル内の root ディレクトリーとして設定します。デバッグ Pod は、Pod 内の /host にホストの root ファイルシステムをマウントします。root ディレクトリーを /host に変更すると、ホストの実行パスに含まれるバイナリーを実行できます。

    # chroot /host
  2. root ユーザー ID のホームディレクトリーに .toolboxrc ファイルを作成します。

    # vi ~/.toolboxrc
    REGISTRY=quay.io                1
    IMAGE=fedora/fedora:33-x86_64   2
    TOOLBOX_NAME=toolbox-fedora-33  3
    1
    オプション: 代替コンテナーレジストリーを指定します。
    2
    開始する代替イメージを指定します。
    3
    オプション: ツールボックスコンテナーの代替名を指定します。
  3. 代替イメージを使用して toolbox コンテナーを起動します。

    # toolbox
    注記

    既存の toolbox Pod がすでに実行されている場合、toolbox コマンドは以下を出力します: 'toolbox-' already exists.Trying to start…​.podman rm toolbox- で実行中の toolbox コンテナーを削除して、sosreport プラグインの問題を回避するために、新規の toolbox コンテナーを生成します。