8.15.5.3. VM Import ウィザードを使用した仮想マシンのインポート

VM Import ウィザードを使用して、単一の仮想マシンをインポートできます。

仮想マシンテンプレートをインポートすることもできます。VM テンプレートをインポートする場合、OpenShift Virtualization はテンプレートに基づいて仮想マシンを作成します。

前提条件

  • 管理者ユーザー権限があること。
  • VMware Virtual Disk Development Kit (VDDK) イメージは、OpenShift Virtualization 環境からアクセスできるイメージレジストリーにある。
  • VDDK イメージは、HyperConverged カスタムリソース (CR) の spec.vddkInitImage フィールドに追加する必要があります。
  • 仮想マシンの電源がオフになっている。
  • 仮想ディスクが IDE または SCSI コントローラーに接続されている。仮想ディスクが SATA コントローラーに接続されている場合は、それらを IDE コントローラーに変更してから、仮想マシンを移行できます。
  • OpenShift Virtualization のローカルおよび共有永続ストレージクラスは、仮想マシンのインポートをサポートする必要があります。
  • OpenShift Virtualization ストレージは、仮想ディスクに対応するのに十分な大きさである。

    警告

    Ceph RBD ブロックモードのボリュームを使用している場合、ストレージは仮想ディスクに対応するのに十分な大きさである必要があります。ディスクが利用可能なストレージに対して大きすぎると、インポートプロセスが失敗し、仮想ディスクのコピーに使用される PV は解放されません。オブジェクトの削除をサポートするためのリソースが十分にないため、別の仮想マシンをインポートしたり、ストレージをクリーンアップしたりすることはできません。この状況を解決するには、ストレージバックエンドにオブジェクトストレージデバイスをさらに追加する必要があります。

  • OpenShift Virtualization egress ネットワークポリシーは以下のトラフィックを許可する必要がある。

    宛先プロトコルポート

    VMware ESXi ホスト

    TCP

    443

    VMware ESXi ホスト

    TCP

    902

    VMware vCenter

    TCP

    5840

手順

  1. Web コンソールで、WorkloadsVirtual Machines をクリックします。
  2. Create Virtual Machine をクリックし、Import with Wizard を選択します。
  3. Provider 一覧から、VMware を選択します。
  4. Connect to New Instance または保存された vCenter インスタンスを選択します。

    • Connect to New Instance を選択する場合、vCenter hostnameUsernamePassword を入力します。
    • 保存された vCenter インスタンスを選択する場合、ウィザードは保存された認証情報を使用して vCenter に接続します。
  5. Check and Save をクリックし、接続が完了するまで待ちます。

    注記

    接続の詳細はシークレットに保存されます。ホスト名、ユーザー名、またはパスワードが正しくないプロバイダーを追加した場合は、WorkloadsSecrets をクリックし、プロバイダーのシークレットを削除します。

  6. 仮想マシンまたはテンプレートを選択します。
  7. Next をクリックします。
  8. Review 画面で、設定を確認します。
  9. Edit をクリックして、以下の設定を更新します。

    • General:

      • 説明
      • オペレーティングシステム
      • Flavor
      • Memory
      • CPU
      • Workload Profile
    • Networking:

      • 名前
      • Model
      • Network
      • Type
      • MAC Address
    • ストレージ: 仮想マシンディスクの Options メニュー kebab をクリックし、Edit を選択して以下のフィールドを更新します。

      • 名前
      • Source: Import Disk など。
      • Size
      • Interface
      • Storage Class: NFS または ocs-storagecluster-ceph-rbd (ceph-rbd) を選択します。

        ocs-storagecluster-ceph-rbd を選択する場合、ディスクの Volume ModeBlock に設定する必要があります。

        他のストレージクラスは機能する可能性がありますが、正式にサポートされていません。

      • AdvancedVolume Mode: Block を選択します。
      • AdvancedAccess Mode
    • AdvancedCloud-init:

      • Form: Hostname および Authenticated SSH Keys を入力します。
      • Custom script: テキストフィールドに cloud-init スクリプトを入力します。
    • AdvancedVirtual Hardware: 仮想 CD-ROM をインポートされた仮想マシンに割り当てることができます。
  10. インポート設定を編集した場合は、Import または Review and Import をクリックします。

    Successfully created virtual machine というメッセージが表示され、仮想マシンに作成されたリソースの一覧が表示されます。仮想マシンが WorkloadsVirtual Machines に表示されます。

仮想マシンウィザードのフィールド
名前パラメーター説明

名前

 

この名前には、小文字 (a-z)、数字 (0-9)、およびハイフン (-) を含めることができ、最大 253 文字を使用できます。最初と最後の文字は英数字にする必要があります。この名前には、大文字、スペース、ピリオド (.)、または特殊文字を使用できません。

説明

 

オプションの説明フィールド。

オペレーティングシステム

 

テンプレートで仮想マシン用に選択されるオペレーティングシステム。テンプレートから仮想マシンを作成する場合、このフィールドを編集することはできません。

Boot Source

URL を使用したインポート (PVC の作成)

HTTP または S3 エンドポイントで利用できるイメージからコンテンツをインポートします。例: オペレーティングシステムイメージのある Web ページから URL リンクを取得します。

既存の PVC のクローン作成 (PVC の作成)

クラスターで利用可能な既存の永続ボリューム要求 (PVC) を選択し、これをクローンします。

レジストリーを使用したインポート (PVC の作成)

クラスターからアクセスできるレジストリーの起動可能なオペレーティングシステムコンテナーから仮想マシンをプロビジョニングします。例: kubevirt/cirros-registry-disk-demo

PXE (ネットワークブート: ネットワークインターフェースの追加)

ネットワークのサーバーからオペレーティングシステムを起動します。PXE ブート可能なネットワーク接続定義が必要です。

永続ボリューム要求 (PVC) のプロジェクト

 

PVC のクローン作成に使用するプロジェクト名。

永続ボリューム要求 (PVC) の名前

 

既存の PVC のクローンを作成する場合にこの仮想マシンテンプレートに適用する必要のある PVC 名。

これを CD-ROM ブートソースとしてマウントする

 

CD-ROM には、オペレーティングシステムをインストールするための追加のディスクが必要です。チェックボックスを選択して、ディスクを追加し、後でカスタマイズします。

Flavor

Tiny、Small、Medium、Large、Custom

仮想マシンテンプレートの CPU およびメモリーの容量を、そのテンプレートに関連付けられたオペレーティングシステムに応じて、仮想マシンに割り当てられる事前に定義された値で事前設定します。

デフォルトのテンプレートを選択する場合は、カスタム値を使用して、テンプレートの cpus および memsize の値を上書きしてカスタムテンプレートを作成できます。または、WorkloadsVirtualization ページの Details タブで cpus および memsize の値を変更して、カスタムテンプレートを作成できます。

Workload Type

注記

誤った Workload Type を選択した場合は、パフォーマンスまたはリソースの使用状況の問題が発生することがあります (UI の速度低下など)。

デスクトップ

デスクトップで使用するための仮想マシン設定。小規模な環境での使用に適しています。Web コンソールでの使用に推奨されます。

Server

パフォーマンスのバランスを図り、さまざまなサーバーのワークロードと互換性があります。

High-Performance

高パフォーマンスのワークロードに対して最適化された仮想マシン設定。

作成後にこの仮想マシンを起動します。

 

このチェックボックスはデフォルトで選択され、仮想マシンは作成後に実行を開始します。仮想マシンの作成時に起動する必要がない場合は、チェックボックスをクリアします。

Cloud-init フィールド
名前説明

Hostname

仮想マシンの特定のホスト名を設定します。

認可された SSH キー

仮想マシンの ~/.ssh/authorized_keys にコピーされるユーザーの公開鍵。

カスタムスクリプト

他のオプションを、カスタム cloud-init スクリプトを貼り付けるフィールドに置き換えます。

ネットワークフィールド
名前説明

名前

ネットワークインターフェースコントローラーの名前。

モデル

ネットワークインターフェースコントローラーのモデルを示します。サポートされる値は e1000e および virtio です。

Network

利用可能なネットワーク接続定義の一覧。

Type

利用可能なバインディングメソッドの一覧。デフォルトの Pod ネットワークについては、masquerade が唯一の推奨されるバインディングメソッドになります。セカンダリーネットワークの場合は、 bridge バインディングメソッドを使用します。masquerade メソッドは、デフォルト以外のネットワークではサポートされません。SR-IOV ネットワークデバイスを設定し、namespace でそのネットワークを定義した場合は、SR-IOV を選択します。

MAC Address

ネットワークインターフェースコントローラーの MAC アドレス。MAC アドレスが指定されていない場合、これは自動的に割り当てられます。

ストレージフィールド
名前選択説明

Source

空白 (PVC の作成)

空のディスクを作成します。

URL を使用したインポート (PVC の作成)

URL (HTTP または S3 エンドポイント) を使用してコンテンツをインポートします。

既存 PVC の使用

クラスターですでに利用可能な PVC を使用します。

既存の PVC のクローン作成 (PVC の作成)

クラスターで利用可能な既存の PVC を選択し、このクローンを作成します。

レジストリーを使用したインポート (PVC の作成)

コンテナーレジストリーを使用してコンテンツをインポートします。

コンテナー (一時的)

クラスターからアクセスできるレジストリーにあるコンテナーからコンテンツをアップロードします。コンテナーディスクは、CD-ROM や一時的な仮想マシンなどの読み取り専用ファイルシステムにのみ使用する必要があります。

名前

 

ディスクの名前。この名前には、小文字 (a-z)、数字 (0-9)、ハイフン (-) およびピリオド (.) を含めることができ、最大 253 文字を使用できます。最初と最後の文字は英数字にする必要があります。この名前には、大文字、スペース、または特殊文字を使用できません。

Size

 

ディスクのサイズ (GiB 単位)。

Type

 

ディスクのタイプ。例: Disk または CD-ROM

Interface

 

ディスクデバイスのタイプ。サポートされるインターフェースは、virtIOSATA、および SCSI です。

Storage Class

 

ディスクの作成に使用されるストレージクラス。

Advanced → Volume Mode

 

永続ボリュームがフォーマットされたファイルシステムまたは raw ブロック状態を使用するかどうかを定義します。デフォルトは Filesystem です。

Advanced → Access Mode

 

永続ボリュームのアクセスモード。サポートされるアクセスモードは、Single User (RWO)Shared Access (RWX)、および Read Only (ROX) です。

ストレージの詳細設定

以下のストレージの詳細設定は、BlankImport via URLURL、および Clone existing PVC ディスクで利用できます。これらのパラメーターはオプションです。これらのパラメーターを指定しない場合、システムは kubevirt-storage-class-defaults 設定マップのデフォルト値を使用します。

名前パラメーター説明

ボリュームモード

Filesystem

ファイルシステムベースのボリュームで仮想ディスクを保存します。

Block

ブロックボリュームで仮想ディスクを直接保存します。基礎となるストレージがサポートしている場合は、 Block を使用します。

アクセスモード

Single User (RWO)

ディスクは単一ノードで読み取り/書き込みとしてマウントできます。

Shared Access (RWX)

ディスクは数多くのノードで読み取り/書き込みとしてマウントできます。

注記

これは、ノード間の仮想マシンのライブマイグレーションなどの、一部の機能で必要になります。

Read Only (ROX)

ディスクは数多くのノードで読み取り専用としてマウントできます。

8.15.5.3.1. インポートされた仮想マシンの NIC 名の更新

VMware からインポートされた仮想マシンの NIC 名を、 OpenShift Virtualization の命名規則に適合するように更新する必要があります。

手順

  1. 仮想マシンにログインします。
  2. /etc/sysconfig/network-scripts ディレクトリーに移動します。
  3. ネットワーク設定ファイルの名前を変更します。

    $ mv vmnic0 ifcfg-eth0 1
    1
    ネットワーク設定ファイルの名前を ifcfg-eth0 に変更します。追加のネットワーク設定ファイルには、ifcfg-eth1ifcfg-eth2 などの番号が順番に付けられます。
  4. ネットワーク設定ファイルで NAME および DEVICE パラメーターを更新します。

    NAME=eth0
    DEVICE=eth0
  5. ネットワークを再起動します。

    $ systemctl restart network