8.5. VRRP プリエンプションの設定

ノードの仮想 IP (VIP) が check スクリプトを渡すことで fault 状態を終了すると、ノードの VIP は、現在 master 状態にあるノードの VIP よりも優先度が低い場合は backup 状態になります。ただし、fault 状態を終了するノードの VIP の優先度が高い場合は、プリエンプションストラテジーによってクラスター内でのその役割が決定されます。

nopreempt ストラテジーは master をホスト上の優先度の低いホストからホスト上の優先度の高い VIP に移動しません。デフォルトの preempt_delay 300 の場合、Keepalived は指定された 300 秒の間待機し、master をホスト上の優先度の高い VIP に移動します。

前提条件

  • OpenShift CLI (oc) がインストールされている。

手順

  • プリエンプションを指定するには、oc edit deploy ipfailover-keepalived を入力し、ルーターのデプロイメント設定を編集します。

    $ oc edit deploy ipfailover-keepalived
    ...
        spec:
          containers:
          - env:
            - name: OPENSHIFT_HA_PREEMPTION  1
              value: preempt_delay 300
    ...
    1
    OPENSHIFT_HA_PREEMPTION の値を設定します。
    • preempt_delay 300: Keepalived は、指定された 300 秒の間待機し、master をホスト上の優先度の高い VIP に移動します。これはデフォルト値です。
    • nopreempt: master をホスト上の優先度の低い VIP からホスト上の優先度の高い VIP に移動しません。