5.8.14. Ingress コントローラーの PROXY プロトコルの設定

クラスター管理者は、Ingress コントローラーが HostNetwork または NodePortService エンドポイントの公開ストラテジータイプのいずれかを使用する際に PROXY プロトコル を設定できます。PROXY プロトコルにより、ロードバランサーは Ingress コントローラーが受信する接続の元のクライアントアドレスを保持することができます。元のクライアントアドレスは、HTTP ヘッダーのロギング、フィルタリング、および挿入を実行する場合に便利です。デフォルト設定では、Ingress コントローラーが受信する接続には、ロードバランサーに関連付けられるソースアドレスのみが含まれます。

この機能は、クラウドデプロイメントではサポートされていません。この制限は、OpenShift Container Platform がクラウドプラットフォームで実行される場合、IngressController はサービスロードバランサーを使用するように指定し、Ingress Operator はロードバランサーサービスを設定し、ソースアドレスを保持するプラットフォーム要件に基づいて PROXY プロトコルを有効にするためにあります。

警告

接続の障害を防ぐには、Ingress コントローラーとロードバランサーの両方を PROXY プロトコルを使用するように設定します。

前提条件

  • Ingress コントローラーを作成している。

手順

  1. Ingress コントローラーリソースを編集します。

    $ oc -n openshift-ingress-operator edit ingresscontroller/default
  2. PROXY 設定を設定します。

    • Ingress コントローラーが hostNetwork エンドポイント公開ストラテジータイプを使用する場合は、spec.endpointPublishingStrategy.nodePort.protocol サブフィールドを PROXY に設定します。

      PROXYへの hostNetwork の設定例

        spec:
          endpointPublishingStrategy:
            hostNetwork:
              protocol: PROXY
            type: HostNetwork

    • Ingress コントローラーが NodePortService エンドポイント公開ストラテジータイプを使用する場合は、spec.endpointPublishingStrategy.nodePort.protocol サブフィールドを PROXY に設定します。

      PROXYへのサンプル nodePort 設定

        spec:
          endpointPublishingStrategy:
            nodePort:
              protocol: PROXY
            type: NodePortService