1.5.3. バグ修正

  • 今回の更新前は、ClusterLogForwarder CR では input[].selector 要素の作成後に表示されませんでした。今回の更新により、ClusterLogForwarder CR で セレクター を指定すると、表示されたままになります。このバグを修正するには LOG-883 で必要でした。これにより、Pod ラベルセレクターを使用してアプリケーションログデータを転送できるようになります。(LOG-1338)
  • 今回の更新前は、クラスターサービスバージョン (CSV) の更新により、OpenShift Elasticsearch Operator コンテナーのリソースおよび制限が誤って導入されました。特定の条件下では、これにより Elasticsearch Operator Pod を終了するメモリー不足の状態が生じました。今回の更新では、CSV リソースおよび Operator コンテナーの制限を削除して、この問題は修正されています。Operator は問題なくスケジュールされるようになりました。(LOG-1254)
  • 今回の更新前は、チェーンされた証明書を使用して Kafka にログを転送すると、以下のエラーメッセージで失敗していました。

    state=error: certificate verify failed (ローカル発行者証明書を取得できない)

    中間 CA によって署名された証明書を使用して Kafka ブローカーにログを転送できませんでした。これは、Fluentd Kafka プラグインが対応するシークレットの ca-bundle.crt エントリーに指定された単一の CA 証明書しか処理できないために生じました。今回の更新では、対応するシークレットの ca-bundle.crt エントリーで指定される複数の CA 証明書を処理できるように Fluentd Kafka プラグインを有効にすることで、この問題は修正されています。これで、中間 CA によって署名された証明書でログを Kafka ブローカーに転送できるようになりました。(LOG-1218, LOG-1216)

  • 今回の更新前は、負荷のある場合に、Elasticsearch はクラスターに問題がない場合でも HTTP 500 エラーを出して一部の要求に応答しました。要求の再試行は正常に実行されました。今回の更新では、一時的な HTTP 500 エラーが生じる場合に、インデックス管理の cron ジョブを回復性が強化されるように更新し、この問題が修正されています。更新されたインデックス管理の cron ジョブは、要求を複数回再試行してから失敗します。(LOG-1215)
  • 今回の更新前には、クラスターインストール設定で .proxy の値を指定せずに、インストールされたクラスターでグローバルプロキシーを設定している場合、Fluentd がログを Elasticsearch に転送できないというバグがありました。この問題を回避するには、プロキシーまたはクラスター設定で no_proxy.svc.cluster.local に設定して、内部トラフィックがスキップされるようにします。今回の更新では、プロキシー設定の問題が修正されています。OpenShift Container Platform クラスターのインストール後にグローバルプロキシーを設定する場合には、Fluentd はログを Elasticsearch に転送するようになりました。(LOG-1187, BZ#1915448)
  • 今回の更新以前は、ロギングコレクターは必要以上のソケット接続を作成しました。今回の更新により、ロギングコレクターは既存のソケット接続を再利用してログを送信します。(LOG-1186)
  • 今回の更新前は、クラスター管理者が Elasticsearch クラスターからストレージの追加または削除を試行する場合に、OpenShift Elasticsearch Operator (EO) は scheduledUpgrade: "True"shardAllocationEnabled: primaries と表示して Elasticsearch クラスターを誤ってアップグレードしてボリュームを変更しようとしていました。今回の更新により、EO は Elasticsearch クラスターのアップグレードを試行しなくなりました。

    EO ステータスには、以下の新規ステータス情報が表示され、無視された Elasticsearch ストレージへのサポート対象外の変更を加えようとしたタイミングを示します。

    • StorageStructureChangeIgnored。一時ストレージ構造を使用してから永続ストレージ構造を使用しようとするまでに変更を加えようとした場合。
    • StorageClassNameChangeIgnored。ストレージのクラス名を変更しようとした場合、
    • StorageSizeChangeIgnored。ストレージサイズを変更しようとした場合。
    注記

    ClusterLogging カスタムリソース (CR) を一時ストレージから永続ストレージに切り替えるように設定する場合に、EO は永続ボリューム要求 (PVC) を作成しますが、永続ボリューム (PV) は作成されません。StorageStructureChangeIgnored ステータスを削除するには、ClusterLogging CR への変更を元に戻し、永続ボリューム要求 (PVC) を削除する必要があります。

    (LOG-1351)

  • 今回の更新前は、全 Elasticsearch クラスターを再デプロイすると、データ以外のノードが 1 つ実行中となり、それ以外の全データノードがシャットダウンし、正常でない状態で停止しました。この問題は、新規証明書が原因で Elasticsearch Operator が Elasticsearch クラスターのデータ以外のノードがスケールダウンできなくなったため発生していました。今回の更新により、Elasticsearch Operator はすべてのデータおよびデータ以外のノードがスケールダウンして再びバックアップし、新規証明書が読み込まれるようになりました。Elasticsearch Operator は、新規証明書の読み込み後に新規ノードに到達できます。(LOG-1536)