1.9.16. RHBA-2021:2554 - OpenShift Container Platform 4.7.19 バグ修正およびセキュリティー更新

発行日: 2021-07-06

セキュリティー更新を含む OpenShift Container Platform リリース 4.7.19 が利用可能になりました。この更新に含まれるバグ修正は RHBA-2021:2554 アドバイザリーにまとめられています。この更新に含まれる RPM パッケージは、RHSA-2021:2555 アドバイザリーで提供されています。

以下のコマンドを実行して、本リリースでコンテナーイメージを表示できます。

$ oc adm release info 4.7.19 --pullspecs

1.9.16.1. バグ修正

  • 以前のバージョンでは、ローカルクラスターサーバーで応答できない場合に CoreDNS プラグインにより、クエリーは転送されませんでした。状況によっては、これが原因でクラスター内の DNS 名のクエリーが失敗することがありました。今回の修正により、プラグインがすべてのクエリーを正しく転送できるものに変更になりました。(BZ#1962288)
  • 今回の更新以前は、kubeconfig ファイルからのオプションで、別のプロジェクトに切り替える時にコピーされないものがありました。exec プラグインを使用してプロキシーを使用した認証を行い、クラスターにアクセスした場合に、その認証情報が失われる可能性があります。今回の更新により、必要な情報がすべてコピーされ、ユーザーはプロジェクトの切り替え後にプロキシーを継続して使用できるようになりました。(BZ#1963784)
  • 以前は、イメージミラーリング中に作成された承認ヘッダーが、一部のレジストリーのヘッダーサイズ制限を超える可能性がありました。これにより、ミラーリング操作中にエラーが発生します。現在は、oc adm catalog mirror コマンドの --skip-multiple-scopes オプションが true に設定され、承認ヘッダーがヘッダーサイズの制限を超えないようになりました。(BZ#1976284)