2.3. 新機能および変更された機能

  • OpenShift Virtualization は、Windows Server のワークロードを実行する Microsoft の Windows Server Virtualization Validation Program (SVVP) で認定されています。

    SVVP の認定は以下に適用されます。

    • Red Hat Enterprise Linux CoreOS ワーカー。Microsoft SVVP Catalog では、Red Hat OpenShift Container Platform 4 on RHEL CoreOS という名前が付けられます。
    • Intel および AMD CPU。
  • LiveMigratable の状態が True に設定され、spec.evictionStrategy フィールドが LiveMigrate に設定された仮想マシンは、メンテナーンスに備えてノードがドレインされる場合に移行されるようになりました。oc adm drain コマンドを実行して、CLI でノードをメンテナーンスモードに設定 できます。
  • Extensible Firmware Interface (EFI) モードで仮想マシン (VM) を起動 できます。

    注記

    OpenShift Virtualization は、EFI モードを使用する場合、セキュアブートを使用した仮想マシンのみをサポートします。セキュアブートが有効にされていない場合は、仮想マシンが繰り返しクラッシュします。ただし、仮想マシンはセキュアブートに対応していない可能性があります。仮想マシンを起動する前に、仮想マシン設定を確認して、これがセキュアブートに対応していることを確認します。

2.3.1. インストール

2.3.2. ストレージ

  • Filesystem ボリュームモードを使用する 永続ボリューム要求 (PVC) に仮想マシンディスクを追加する場合、Containerized Data Importer (CDI) はファイルシステムのオーバーヘッド用に PVC 領域の 5.5% を確保するようになりました。デフォルト値がユースケースに適さない場合、CDI がこの目的のために確保している 割合を変更 できます。
  • 仮想マシンディスクイメージ用にローカルストレージを準備する際に、ボリュームは仮想マシンで必要なものとは異なるノードから割り当てられる可能性があります。スケジューリングの問題を防ぐために、Containerized Data Importer は Kubernetes WaitForFirstConsumer バインディングモードと統合し、ボリュームが正しいノードから割り当てられるようになりました。
  • Containerized Data Importer は、ディスク領域を事前に割り当て、データのインポートおよびアップロードのほか、より高速に空のデータボリュームを作成できるようになりました。
  • 以下のアノテーションを DataVolume オブジェクトの metadata.annotations フィールドに追加して、仮想マシンディスクイメージのインポート時に Containerized Data Importer (CDI) が使用するネットワークを制御できます。

    k8s.v1.cni.cncf.io/networks: <network_name>
    このアノテーションを使用する場合、転送 Pod はクラスターからのデフォルトのネットワークとセカンダリー Multus ネットワークの両方を使用します。

2.3.3. Web コンソール