6.3. Cluster Autoscaler の設定

まず Cluster Autoscaler をデプロイし、リソースの自動スケーリングを OpenShift Container Platform クラスターで管理します。

注記

Cluster Autoscaler のスコープはクラスター全体に設定されるため、クラスター用に 1 つの Cluster Autoscaler のみを作成できます。

6.3.1. ClusterAutoscaler リソース定義

この ClusterAutoscaler リソース定義は、Cluster Autoscaler のパラメーターおよびサンプル値を表示します。

apiVersion: "autoscaling.openshift.io/v1"
kind: "ClusterAutoscaler"
metadata:
  name: "default"
spec:
  podPriorityThreshold: -10 1
  resourceLimits:
    maxNodesTotal: 24 2
    cores:
      min: 8 3
      max: 128 4
    memory:
      min: 4 5
      max: 256 6
    gpus:
      - type: nvidia.com/gpu 7
        min: 0 8
        max: 16 9
      - type: amd.com/gpu 10
        min: 0 11
        max: 4 12
  scaleDown: 13
    enabled: true 14
    delayAfterAdd: 10m 15
    delayAfterDelete: 5m 16
    delayAfterFailure: 30s 17
    unneededTime: 5m 18
1
Cluster Autoscaler に追加のノードをデプロイさせるために Pod が超えている必要のある優先順位を指定します。32 ビットの整数値を入力します。podPriorityThreshold 値は、各 Pod に割り当てる PriorityClass の値と比較されます。
2
デプロイするノードの最大数を指定します。この値は、Autoscaler が制御するマシンだけでなく、クラスターにデプロイされるマシンの合計数です。この値は、すべてのコントロールプレーンおよびコンピュートマシン、および MachineAutoscaler リソースに指定するレプリカの合計数に対応するのに十分な大きさの値であることを確認します。
3
クラスターにデプロイするコアの最小数を指定します。
4
クラスターにデプロイするコアの最大数を指定します。
5
クラスターのメモリーの最小量 (GiB 単位) を指定します。
6
クラスターのメモリーの最大量 (GiB 単位) を指定します。
7 10
オプションで、デプロイする GPU ノードのタイプを指定します。nvidia.com/gpu および amd.com/gpu のみが有効なタイプです。
8 11
クラスターにデプロイする GPU の最小数を指定します。
9 12
クラスターにデプロイする GPU の最大数を指定します。
13
このセクションでは、有効な ParseDuration 期間( nsusmssm、および hを含む)を使用して各アクションについて待機する期間を指定できます。
14
Cluster Autoscaler が不必要なノードを削除できるかどうかを指定します。
15
オプションで、ノードが最後に 追加 されてからノードを削除するまで待機する期間を指定します。値を指定しない場合、デフォルト値の 10m が使用されます。
16
ノードが最後に 削除 されたからノードを削除するまで待機する期間を指定します。値を指定しない場合、デフォルト値の 10s が使用されます。
17
スケールダウンが失敗してからノードを削除するまで待機する期間を指定します。値を指定しない場合、デフォルト値の 3m が使用されます。
18
不要なノードが削除の対象となるまでの期間を指定します。値を指定しない場合、デフォルト値の 10m が使用されます。
注記

スケーリング操作の実行時に、Cluster Autoscaler は、デプロイするコアの最小および最大数、またはクラスター内のメモリー量などの ClusterAutoscaler リソース定義に設定された範囲内に残ります。ただし、Cluster Autoscaler はそれらの範囲内に留まるようクラスターの現在の値を修正しません。