13.5. RHV でのクラスターのアンインストール

OpenShift Container Platform クラスターを Red Hat Virtualization (RHV) から削除することができます。

13.5.1. インストーラーでプロビジョニングされるインフラストラクチャーを使用するクラスターの削除

インストーラーでプロビジョニングされるインフラストラクチャーを使用するクラスターは、クラウドから削除できます。

注記

アンインストール後に、とくにユーザーによってプロビジョニングされるインフラストラクチャー (UPI) クラスターで適切に削除されていないリソースがあるかどうかについて、クラウドプロバイダーを確認します。インストーラーが作成されなかったり、インストーラーがアクセスできない場合には、リソースがある可能性があります。

前提条件

  • クラスターをデプロイするために使用したインストールプログラムのコピーがあります。
  • クラスター作成時にインストールプログラムが生成したファイルがあります。

手順

  1. クラスターをインストールするために使用したコンピューターのインストールプログラムが含まれるディレクトリーから、以下のコマンドを実行します。

    $ ./openshift-install destroy cluster \
    --dir <installation_directory> --log-level info 1 2
    1
    <installation_directory> には、インストールファイルを保存したディレクトリーへのパスを指定します。
    2
    異なる詳細情報を表示するには、 info ではなく、warndebug、または error を指定します。
    注記

    クラスターのクラスター定義ファイルが含まれるディレクトリーを指定する必要があります。クラスターを削除するには、インストールプログラムでこのディレクトリーにある metadata.json ファイルが必要になります。

  2. オプション: <installation_directory> ディレクトリーおよび OpenShift Container Platform インストールプログラムを削除します。

13.5.2. ユーザーによってプロビジョニングされるインフラストラクチャーを使用するクラスターの削除

クラスターの使用が完了したら、ユーザーによってプロビジョニングされるインフラストラクチャーを使用するクラスターをクラウドから削除できます。

前提条件

  • クラスターのインストールに使用した元の Playbook ファイル、アセットディレクトリーおよびファイル、および $ASSETS_DIR 環境変数が含まれます。通常、クラスターのインストール時に使用したのと同じコンピューターを使用してこれを実行できます。

手順

  1. クラスターを削除するには、以下を入力します。

    $ ansible-playbook -i inventory.yml \
        retire-bootstrap.yml \
        retire-masters.yml   \
        retire-workers.yml
  2. DNS、ロードバランサー、およびこのクラスターの他のインフラストラクチャーに追加した設定を削除します。